EDF機




◆EDF機

(飛行編)

その日がやってきました
熊本甲佐の第6回グリーングラスE−JETラリーin九州でお披露目して初飛行に臨むことになった。
皆さんからは大丈夫と励ましをもらい、まずは地上でタキシング。脚が弱いかなと心配でしたが、意外と大丈夫。ステアリングも効きます。
リポ電池を再充電して、全体写真を撮ってから初飛行へ。今回はOシマさんがサポートしてくれました。
スロットルハイで走り出して速度が上がったところでエレベータを引くと離陸〜お〜浮くじゃん、舵も効くし・・・飛びました。
上空でトリムを合わせますが、エルロンを2コマ調整しただけOK。普通に飛びます。
ダクトユニットが露出しているので少し騒々しいですが、90mmダクトなので迫力があって良い感じです。
厚翼なので機速は出ないと思っていましたが意外と速く良い感じです。ロールレートは適度でループも軽々こなします。自重<推力ですから。
操縦性はバルサ機だけあって思い通りのラインを走ってくれます。尾翼周りは補強はしてはいるが少し不安、フラッターは発生しませんでしたが、念のため補強を追加するのが良いかな。
この翼面積なので、低速で少々吊り気味に飛ばしても失速しません。それでもって着陸は容易で引込脚へ衝撃も最小限。
本日2回飛ばして無傷で無事に初飛行完了。(パチパチ)
問題は前脚
とは言っても前脚は問題あり。引込は上手く作動するがタイヤの取り付け部が脆弱で、2回目の離陸時にホイールが90度回転、速度が出ないな〜と思いつつも、ダクト推力で無理矢理に離陸成功。
前輪の引込脚は再調整が必要、場合によっては別のユニットを探して交換が必要。(2012年10月8日)



(製作編パート2)

リンケージ
ラダー/エレベータのリンケージは昔ながらの方式。1mmのフレキチューブを胴体内に固定して、0.8mmを通し、端部に1.2mmのピアノ線を半田付け。
ホーンは航空ベニアから切り出して1.2mmのピアノ線を通して完了。軽量でしっかりとリンケージできる優れた方式。
エルロンのリンケージも済ませて終了。
電池
この機体には6セル2600mAhを使用。電池ベッドを製作して胴体内で他の部品と干渉しないように位置決めして固定。
隙間にはEPPブロックを配置して電池をしっかりと保持する予定。(2012年3月18日)
アンプ
アンプはアンチスパーク機能をもったフタバのMC970A、コネクタはXT60を使用。
6セルの場合はコネクタ接続時に結構な火花が出ると聞いていたので恐る恐る繋いでみるも、全く火花は発生せず一安心。
アンプをどこに取り付けるか・・・冷却優先で胴体側部に固定することも考えたが見栄えの問題もある。
結局は胴体内に配置、ヒートシンクを別途取り付けて胴体側部の開口から露出させて冷却性能を確保することにした。
アンプは70A、ダクトユニットの最大電流は50A強で多少なりとも余裕があるので上手く作動することを祈っている。
基本的に完成
全ての部品が取り付いて完成となった。製作開始からすでに2ヶ月強、多少飽きてきたので丁度良いタイミングでの完成となった。
あとは塗装を行って初飛行に臨むことに・・・どのタイミングで初飛行するかな〜しばらくは放置です。
(メモ)
引込脚のDカット/プラ部品の微調整/尾翼周りの補強

これで完成!
尾翼周りは強度不足は否めない。カーボンロッドを駆使して補強、何とか納得できるレベルになった。
全体を白で塗装して、キャノピーをメタリックブルーで着色するとそれらしくなってきました。
これで完成とします。いつ初飛行するかな〜、飛行場の草刈り後かあ・・・。(2012年5月13日)


(製作編パート1)

昨年のGGE in 九州の景品で頂いたOK模型のDJ3、今年の大会で皆さんに披露したいと思っている。
前向きに製作しないといけないな〜と思っていた矢先にkonさんから調整済みの90mmダクトユニットを頂きました。
・・・で、やっと箱から図面を出してあれこれと検討開始。
機体の製作は簡単そうだがプラスチック部品が目につく。特に胴体の上半分をプラスチックが覆う構造になっており重量が気になるところ。
もともとエンジン90mmダクトが装着されるようになっているので、今回の電動ダクトは図面上では未改造で機体に取り付きます。
また30クラスの電動式引込脚は主翼内に上手く収まりそう。前輪の引込脚は操舵可能なものを別途用意する必要がある。HKで見かけました・・・。
機体コンセプト
今回は「取り扱いが容易で軽快に飛ぶジェットスタイルのスポーツ機」を目指したいと思っている。
まず、一人で飛ばせること。駐機場からタキシングで滑走路までたどり着いて、そこから自力で離陸。
上空ではロール、ループ、キューバンエイト程度は軽々こなす。更に、低速飛行が可能でゆっくりと着陸すること。
引込脚の耐久性も必須要件。
機体仕様では1600g程度になっている。この機体を電動化した(少し昔の)記事を見つけた。リポ6セルで1600g程度では仕上がる様子。
今回の機体は1500gを目指したい。まず胴体上半分のプラスチック部品をバルサで作り直し。空野式モノコック工法なら簡単。
リポ電池は2600mAhの6セルとし、サーボは20g以下の実績のあるものを選択。フイルムはオラライトとし、重量物の配置を考えてノーバラストとする・・・等々、軽量化のネタはたくさんあります。
こんなことを考えていくのは楽しいです。(2012年1月14日)
製作開始
胴体の製作から開始・・・だけど、このキットは駄作です。
まずは多くの写真を使って説明しようとしているが、全体組立図が無いので部品の上下左右が?という場合もあります。
頼りの3面図もいい加減で途中で嫌になります。単純な胴体構造ですが、もう少し上手く説明して欲しいです。
2点目は、レーザカットに頼った設計構造になっており、強度が必要な部品はベニア板で作るという単純な発想。
お陰で胴体後部は1枚のベニア板でペラペラ、あとでアルミパイプのステーで補強するようにはなっているが、見栄えも悪く構造的に工夫して欲しいところです。
私に言わせれば作る側のことを考えていないキット、前側胴体と後側胴体は接着した後で定板の上で真っ直ぐかを確認しろとか、その胴体の長さも130cmもありそんな長い定板を持ってる人は少ない等々、色々と言いたいことがあります。まあキットは絶版ですが。
・・・それでも胴体の基本構造は完成。
ダクトユニットのフランジは胴体と干渉、胴体側を削ると強度の問題がでるのでフランジを少しカットして上手く納まりました。
主翼も同じような感じなんでしょうか・・・憂鬱になります。(2012年2月4日)
主翼
主翼の製作を開始するも予想通り説明が下手! 作業手順が逆のような箇所やフイルム貼りはどうするのと疑問に思う箇所もあります。
腹を立てても仕方ないので自分で手順をを考えながら作業、全体組立図があれば随分楽なんですが・・・。
・・・と言いつつも基本部分が終了、サーボレス引込脚用に取り付け部を加工、更にサーボ取り付け部を横積み用に構造変更。
大まかな作業が終了したので、今後は細部の加工に入れる。意外と早く飛ぶかもしれません。(2012年2月6日)
引込脚
サーボレスの引込脚ユニットは構造上モータが突出するのでタイヤとのクリアランスが問題になる。
特にこの機体は脚の長さが短いので、図面通りの位置にタイヤ収容部を設けることができない。
今回は、タイヤを小径にして(50mm→40mm)、タイヤ収容部もバルサで製作。他との干渉もなく上手く作動します。
エルロン
サーボは見栄え向上のため横置きなので事前の加工が必要。実際にサーボを搭載して上手く納まることを確認。
主翼連結
事前の加工が終了したので左右を連結しようとしたが・・・強度は大丈夫か?
カンザシは主翼中央と後部。中央のカンザシはバルサを積層した簡単なもの、後部のカンザシはベニア板。
左右の主翼は、その間に前側ダウエルを兼ねるベニア板を挟んでエポキシ接着剤で接着。
単に突き合わせて接着して、最後に接続面をガラス繊維を巻いて補強するだけ。ムサシノの機体にみられる方法。
主翼には引込脚からの荷重が直接入るので、本当に大丈夫なのかな〜。要検討です。(2012年2月11日)

結局は・・・
この主翼はレーザカットならではのモノコック構造。カンザシの追加はあまり効果がないと思われる。
中央のバルサ製カンザシが取り付く箇所にカーボンシートを貼り付けて補強するにとどめた。
左右の主翼はもちろんエポキシで接着して隙間にもしっかりと充填。壊れないことを願うばかり。
主翼を胴体に取り付けてみるとジェット機らしい形になりました。
今回は、主翼のバルサプランクを瞬間接着剤で貼ることに挑戦。高粘度の接着剤を併用してやってみると意外にうまくいきます。
高粘度と低粘度を混ぜて適当な粘度に調整すればうまくいくとサーマル工房の谷村さんから聞いています。今後の研究課題です。(2012年2月12日)

前輪はサーボレス引込脚で可動式、ピアノ線は自作のベンダを使って所望の角度に加工。
重量
プラ部品をカットして電池を除く全ての部品が揃った。各部品を所定位置に配置し、リポ電池分400gのウエイトを乗せてみると概ね指定の重心(ラッキー)。
気になる重量は電池抜きで1300g程度、全備重量は1700gになるハズ。
やはりプラ部品がネックで175gもある。インナダクト(25g)とサイドポンツーン(55g)は自作するのが難しそうなので削るくらいか。
残りの95g分はバルサ製に交換できそう。
軽量化と強度とを両立させてどれ位の重量に押さえることができるか・・・これからが面白い作業です。(2012年2月15日)
前輪の引込脚
前輪はサーボレス引込脚でラダー連動式。実際に組み込んでみると色々と干渉し上手く引き込めない・・・。
ラダーサーボへのリンケージが引き込みを邪魔するのが問題、最適位置を見つけるまで数時間悪銭苦闘。
やっと上手く引き込むようになったが胴体には大きな開口が・・・バルサを張り替えるかプラ板で隠すかの対策が必要。
この引込脚ユニットはHK製、応用例としてローテーション式が記載されている。30クラスのコルセアに使えるかも。
軽量化
まずは胴体後部のカバー(26g)をバルサ製に交換。バルサブロックをくり抜いて約13gになった。
これを胴体に接着すると捻れ剛性が格段にアップ、軽量化よりも剛性アップの効果が期待できる。
ヘリのテールパイプのような支持ステーは不要かも。(2012年2月18日)
第二弾
胴体全部のカバー部をバルサ材に変更。胴枠は3mm、外皮は2mmバルサを使用して空野式モノコック工法で製作。
サンディング前で35g、元のプラスチック部品が70g弱なので35gの軽量化が可能。
しかし、この大きさで半割構造なので思ったより剛性が低く、特に頻繁に開閉する部品なので今回は不採用(残念)。
元のプラスチック部品を使うかな〜他の方法も要検討。(2012年2月21日)
加速
軽量化のためにプラスチック部品をバルサ材に置き換えようと考えたが、手間がかかる割には良いものにならない。
機体の構造に魅力があるわけでもなく、あれこれ試行錯誤するうちに間違いなく製作意欲がなくなります。ここは色々と手抜きをして早く完成させるしかないとの結論に達しました。
プラスチック部品の加工を済ませ、尾翼周りの工作も完了。踏ん切りがつくと早いです。(2012年3月5日)
フイルム貼り
フイルムはオラライトのホワイトとブルーを使用。ホワイトは思ったよりも透けるので、塗装をする必要がある。但しクリヤホワイトよりは白いです。
フイルム貼りを終えて尾翼を仮付けすると胴体は意外とかさばります。保管場所が・・・。
これでメカ類の固定と配線作業へ進めます。(2012年3月10日)
自立
尾翼/動翼を固定して機体本体の製作完了!
引込脚を取り付けて機体が自立しました。重量は予定通り1700g程度、この引込脚で着陸の衝撃に耐えるか?2.5Kgまでは大丈夫となっているが果たして・・・。(2012年3月11日)


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