バルサ電動機




◆一式陸攻

(飛行編)

初飛行成功
本日は曇り空ではあるが無風、初飛行にはうってつけの天気。
まずは飛行前の記念撮影。日の丸と尾翼の白が結構目立つので、曇り空でも機体の姿勢を見失うこともないハズ。
本日の初飛行には花畑さんO形さんが立ち会ってくれた。
電池をセットして舵の動きを何度もチェックしていざ出発。フルスロットルにすると機体は数メートル走って軽々と離陸。上空でトリムを合わせると安定して飛ぶようになった。エレベータのトリムをアップ側に設定した以外はほぼノートリム。
飛行中スロットル80%位で水平飛行するように設定したが、旋回時は急に浮力が増すような感じで頭上げを起こしてしまう。飛行には別に問題はないが、何度か旋回を繰り返してエレベータの舵角が大きすぎるような印象。また、エルロンの舵角も大きくて急激な旋回になってしまう。運動性が良すぎるみたい。少し調整して飛行機に慣れれば、よりスケールライクに飛ばすことが出来ると思う。さすがに大植さんの設計、良く飛びます。
暫く飛ばした後、上空でフラップを下げてみた。最大(約30度)に下げると急激に頭上げして宙返りするかと・・・これにはびっくり。フラップは送信機の肩レバーでリニアに動かせるので半分だけフラップを下げてみると、超低速で飛びます。
最後は引込脚を出して着陸にトライ、フラップを使わなくてもかなり速度を落とせるのでスロットルを少し入れ気味にして着陸、見事に成功、機体がつんのめることもなく停止しました。何と何と無傷でご帰還です。乗員4人も無傷でした。
1回目の飛行は約5分、バッテリの消費は900mAhであった。さすがにG3のリポ電池、飛行中は全く出力が変わりませんでした。
2回目は上空で宙返りもできました。写真撮影のために花畑さんに送信機を渡して飛ばしてもらいました。エルロンを上手く使って旋回、やはり舵角は減した方が良いみたいです。カメラの設定を曇り空にしなかったので写真は真っ黒に、でも雰囲気は出ています。2度目の着陸も完璧で無傷でした。機体重量1.5Kg程度と軽量なので着陸時の衝撃も少なく、引込脚が完璧に機能しました。
何はともあれ、予想以上に上手く飛んで満足満足の一日でした。(2010年1月10日)
その後
本日も無風で晴天の絶好の飛行日和。先週の初飛行で気になったエルロン舵角を減していざ出撃。
今回も綺麗に離陸、ペラの反トルクの影響がないので離陸時は勿論、上空でも真っ直ぐ飛行。これは気持ちよいです。旋回時は相変わらず頭上げ、また旋回終了時には頭下げの癖がある。これは普通の飛行機の感じで旋回時にエレベータを引くためと思われる。この点は慣れが必要だが、他には目立った癖もなく、全体的に非常に素直な飛行機です。
本日も2回飛行、引込脚も上手く機能して依然として無傷です。
この機体はそれほど頻繁に飛ばすものでもなく、少しずつディテールアップを図るつもりです。これで一応、完結です。(2010年1月18日)
次は・・・
乗りかかった船で、同じスケールのP−38と零戦を製作する予定。
まずはP−38、ギローズのキットで同じ縮尺(1/16)のものがオークションに出されている。このキットはプラスチック部品が多用されており、かなりスケール感のある機体に仕上げることができそう。
少し悩みましたが・・・落札、数日中に届きます。(2010年1月18日)

(製作編 その2)

重量予測
リポ電池と塗装増加分を除いて1350gになった。電池200gとして全備重量1600g弱、説明書には1400〜1500gと書いてあり多少重いか。重い方が安定して飛ぶように思う。
ペラを8×4に変更、このペラはGWS相当品、ぺらぺらで頼りなく購入は見合わせていたが、逆ピッチがあるので、思い切って購入(といっても1本190円)。実際に取り付けて回してみると、モータ2個分で30A(300W)と願ってもない数値に。引きもあるので使えそうである。このペラは現行品なので何組か保管しておくことができる。
左右のペラが逆回転する様は雰囲気がある。手で支えている感じでは反トルクが打ち消されているようです(たぶん)。
尾翼回りと尾輪も完成です。(2009年12月8日)
リンケージ完成
エレベータ/ラダーにはウエイポイントの15gサーボを使用。あらかじめ配設しておいたノイズレスチューブにピアノ線を通して完成。エルロン/フラップにはJRのES375を使用。サーボホーンは付属のベニヤ製のものを利用。
説明書の舵角になるように調節して完成。
今回は8サーボを使用。エルロン×2、フラップ×2、ラダー×1、エルロン×1、引込脚×2であり、使用チャンネルは、
1ch−アンプ
2ch−エルロン右
3ch−エレベータ
4ch−ラダー
5ch−引込脚右
6ch−エルロン左
7ch−フラップ(サーボを同じ方向に搭載して1chで作動するようにした)
8ch−引込脚左
となる。1ch、7chは二股にして各々2個のサーボを接続。更に2chも二股にして別電源を接続するようにした。複雑です。
今回は受信器を主翼側に設けたのでコード類の引き回しがシンプルになり接続ミスを防止できるようにした。

(塗装)
塗装は上面を日本海軍の暗緑色に下面を明灰白色にすることにしてタミヤカラーから選択。下塗り用にプラスチックプライマーとメタルプライマーも用意した。
プラスチック部品から塗装開始、キャノピーを塗装して人形を乗せてみると・・・良い感じです。(2009年12月13日)
電池/重心
電池はハイペリオンのG3/3セル2500mAh(25C)を用意。長寿命らしいです。
この電池と別電源のニッケル水素750mAhを機種部に搭載して重心を調べるとほぼOK。テールヘビーを予想していたので一安心。
機体を組み立てたついでに、部屋の中でモータON、自力で少し走りました。引込脚も正常に機能しています。(2009年12月15日)

塗装完了
塗料はタミヤカラーの暗緑色(日本海軍 AS−1)と明灰白色(日本海軍 AS−2)を使用。風の強い中での塗装になったので消費量も多く、暗緑色3本、明灰白色2本を使った。
全体的にはうまくできたが細部では気に入らない箇所もある。筆塗りで修正する必要がある。
プラスチック部品を固定してみると完成に近づいたという気になる。日の丸と機体番号、さらにはコックピットの作り込みと、まだ先は長いが、一応、現段階でも初飛行はできる状態になりました。(2009年12月19日)
日の丸
赤のカッティングシートから日の丸を切り出した。日の丸を調べてみると白色に紅色と規定されているが、本機の場合、暗緑色をバックにするので少し明るい色を選んだ。
コンパスカッターを使ってカットすると思いのほか上手く切り抜くことができ、その勢いで貼り付けまで終了。シート自体は艶がありテカるので、最終的には艶消しクリヤの上塗りが必要。
この機体は「三沢海軍航空隊第3中隊昭和17年夏ラバウル 11型G4M1」を想定しているので、垂直尾翼にH−362の機体番号を入れる予定。(2009年12月21日)

計器
ネット上で公開されていた計器をダウンロードして寸法を合わせて印刷して貼り付けた。パイロット越しに眺めると良い感じ。キャノピーを取り付けると外からははっきりとは見えないが、自己満足の世界です。
機体番号を調べてみると、山本五十六大将の最後の搭乗機が323号、これに同行した機体が326号だそうだ。どの番号にするかは思案中です。(2009年12月24日)
機体番号
機体番号は山本五十六搭乗機に同行した宇垣参謀長搭載の機体の326号。カッティングシートで製作、尾翼には富士山と呼ばれるマークも追加。
コックピットには正操縦員、副操縦員、司令官、偵察員の4名が搭乗。
最後に機体全体にフラットクリヤを吹いて全体のテカリを抑えた。透明部品にもスプレーしたので中が見えなくなってしまったが、アルコールで拭くと上手い具合に汚れた感じで透明になった。雰囲気がでてきました。

そして完成
これで完成です!!フラットクリアを塗布したので全体的に上手く艶が消えてくれた。今回は満足できる仕上げとなりました。
今年中に完成となりました。初飛行は来年早々、天気の良い日に行います。(2009年12月30日)
(設定情報)
エレベータ:±5〜7mm
エルロン:上6〜7mm、下4mm
ラダー:地上±15mm、上空5mm

(製作編 その1)

(経緯)
エンジン機であれば敷居の高い双発機であるが、電動機であればエンストの心配もないので墜落の憂き目に遭うこともないはず。
葉巻型胴体のボリューム感は魅力十分。以前、生田無線に電話して購入寸前まで悩んだが、何せ設計が古く相当重くなるようだ。そんな時、フォックスから発売されているレーザーカットのキットの存在を知り、設計者の方に設計コンセプトをうかがうこともでき、いつかは作ろうと考えていた。今回その時期となったようでキットを注文。
(犠牲)
とはいえ資金的にも大変なので、今回は最近めっきり出撃の機会が減った電動ヘリのスパーボイジャーEをオークションで売却。フルメタル仕様なのでそれなりの値段で落札されました。何事も犠牲はつきものです(悲)
(資料)
この機体に関する丸メカニック等の資料もオークションで入手。準備万端です。(2009年9月27日)
キット入手
注文したキットが届いた。箱が想像よりも小振りで??、箱を開けてみて納得。
このキットはレーザーカットのメリットを凝縮したようなもので、バルサ板は全て600mm×80mm、ベニア板は600mm×150mmである。これに各々の部品を効率よく配置してある。スパー材もこのバルサ材から作るようになっている。
機体は翼幅1500mm、全長1210mm、重量1400g。各部品を継ぎ足してこの大きさの機体を作るわけであり、手間がかかりそうな予感。おまけに各部品に部品番号が書き込まれているわけではなく、添付の部品図で番号を確認することになる。
原寸図は添付されてなく、CD−ROMにPDFファイルとして同封されている。
各部品は細かな加工が施されており、どこかで見た構造・・・そう、ラトルスネイクのキットと同じです。設計者は大植さんと聞いているので納得です。
このキット、大量のブロック材が入っているSIG社のキットとは対極をなすものであり、それでいてジグソーパズルのようなもので、作るのが楽しみです。(2009年10月3日)
製作開始
とにかく部品数が多いです。試しにダミーエンジンの部品を数えてみると200個以上、2シリンダー分を作ってみたが、細かな作業が必要となり、おまけに嵌め合いがきつすぎて少し修正しながら組み上げていくことになる。これは時間がかかります。
エンジンは後回しにするとして、胴体の組み立て開始。説明書がないので図面と写真を見ながら組み上げていく必要がある。構造はほぼ理解できている。部品を探して部品番号を書き込んで、捻れないように接着していくと、1.2mの胴体の骨組みが出来上がった。このキット、作るのが面白いです。(2009年10月8日)
尾翼周り
水平尾翼、垂直尾翼が完成。全てバルサで組み上げるモノコック構造であり 水平尾翼41g、垂直尾翼 16gと軽量です。
付属のキャノピーやカウリング等のお陰で機体の造形が楽になります。生田無線のキットではこの部品は全てバルサ製だそうです。(2009年10月11日)
エンジンナセル
ここにはモータと引込脚が取り付く。構造が少し複雑、何も考えずに組み立てると酷い目にあいます。
ここには引込脚サーボも収納されるが、サーボをどのように取り付けてリンケージするのか今のところ?です。
主翼製作中
主翼は最初に定盤上で片側を組み立て、もう一方は先に組み立てた主翼を基準にして組み立てていく。主翼の前縁及び後縁のバルサ材に治具となる脚が形成されているので、これを利用して正確に組み立てることができる。今のところ罠にはまることなく(説明書が不十分なため)上手く組み立てが進んでいます。
これからプランクですが、胴体、尾翼と組み合わせてみました。いい感じです。(2009年10月15日)
主翼プランク終了
標準ではフラップサーボ、エルロンサーボは縦置きに配置するようになっており見栄えが悪い。少し改造を加えて横置き搭載できるようにした。1.5mmの航空ベニアを使う構造はこれまでも実績があり具合が良い。
プランクはいつものようにタイトボンド主体、サンディングが楽にできる。翼端材を接着してプランク終了。この主翼、良く眺めてみるとネジリ下げが付いている。これは安定して飛びます。
一番大変と思っていた主翼、意外にスムーズに完成しました。(2009年10月17日)
胴体のプランク
プランクは1.5mmのバルサ材で行う。胴体の1コマ(胴枠の間)に合わせて適当な大きさにカットして水分を与えて曲げ癖をつけたものを用意。プランク材は現物合わせで大きさを整えてタイトボンドとまち針を駆使して貼っていく。
細かな作業になるので一気に完了というわけにはいきません。
タイトボンドはこれまで模型屋さんで購入していたが、近くのダイクスに在庫があった。値段は(残念ながら)1/3でした(笑)。(2009年10月21日)
生地完成
胴体は40枚のバルサ材を貼り合わせて終了。見事な丸胴となった。
これで生地完成。参考までに重量を計ってみた。主翼:280g/胴体:240g/尾翼:60g/ナセル:60g
この大きさでは驚異の軽さ。レーザーカットでバルサ主体であり、バルサ材自体が高品質で軽いため。それでいて強度は確保できていると思われる。
この丸胴、サンディングが楽しみです。(2009年10月25日)
エンジンナセル
ここにはモータと引込脚を搭載。引込脚はOK製のスープラリクラクト10が指定されておりピッタリ。サーボはWP150MG相当品を使用。リンケージは何度も微調整が必要だがうまく作動する。
本来なら専用サーボを使用するところだが、このクラスの専用サーボは速度が速すぎて興ざめ。普通のサーボを使用して送信機側でサーボ速度を遅く設定するようにした。
構造上、左右の引込脚サーボは逆回転させる必要があるので5chと8chを使用してミキシングで正しく作動するように設定した。
サンディング
進行中。胴体はあまり削りこむとバルサが薄くなるので(プランク材は1.5mmバルサ)、適当なところで終了。その後、パテ埋めしたので段差はなくなった。しかし、すべてが滑らかな曲面にはなってはいない。どこで妥協するかが悩みどころ。(2009年10月31日)
主翼連結
主翼はサンディングしてエルロン/フラップを切り離した。カットラインは予めレーザーでカットされているので切り離しは簡単。
エルロン/フラップに動翼前縁材を接着して完成。左右の主翼は突き合わせ面をぴったり合うように成形してエポキシ接着剤にて連結。
尾翼を成形して胴体のスリット幅を微調整、エレベータ/ラダーを差し込んでみると良い感じです。
エンジンナセルは引込脚が正常に作動するようになったので残りの部分をバルサでプランクして成形。本日まででエンジンマウントを除く全ての部材の組立が完了(2009年11月1日)
人形はどうしようか・・
本機のスケールはおよそ1/16、身長10cm位の乗員を捜すと、タミヤから1/16ワールドフィギュアシリーズなるものが販売されており日本兵もラインナップされているが、どこも売り切れ。
トイザらスで適当な人形はないか探してみるとGIジョーシリーズに適当な大きさの人形があったが、マッチョな人形で現代的、使えません。
仕方ないので、1/16ワールドフィギュアシリーズの中で模型屋さんに在庫のあったドイツ戦車兵セットを購入。適当に加工すれば何とかなりそうな気がする。
乗員は最低4名必要なので、コピーを作る必要があり石膏と軽量紙粘土も仕入れた。うまくできるか全く自信がないです(キッパリ)。笑われないようにしないと・・・。(2009年11月3日)
引込脚
50mmのタイヤに合わせてピアノ線を加工、Dカットも施して完成。実際に受信器に接続して作動を確認・・・で、気付きました。サーボの作動方向が逆になるので1ch(ギアチャンネル)で作動させるのは不可。
仕方ないので8chにミキシングをかけて片側のサーボが逆方向に作動するように設定。また、送信機側でサーボ速度を調節してゆっくり作動するようにも設定。
サンディング及び微調整
各部をサンディングしながら微調整、レーザカットとはいえ調製は必要。
引込脚を出して機体ががやっと自立するようになった。部屋の中をゴロゴロと移動させてるのも楽しいです。(2009年11月8日)
動翼
主翼のエルロン、フラップの加工完了。シートヒンジで取り付けるようにした。フラップの角度が不足気味。対策を考慮中。
モータ
モータはE-MAX BL2215/20  1200KV を選択。ペラはIMから販売されている7×4の3枚ペラを用意。実際にリポ3セルで回してみると12A(120W)程度。引きはそこそこなので普通に飛ばすのなら十分なような気がする。
推力不足の場合は8×4の3枚ペラ、最悪の場合は2枚ペラに交換も考えている。(2009年11月9日)
ほぼサンディング完了
フラップは、前縁部を作り直して40度くらい下がるように修正。
エンジンナセルはアライメントを調整して固定ネジ用に孔をあけて固定できるようにした。飛行場で気になる箇所をサンディングしてほぼ完了となった。
エンジンを組み立てて(少し気合が必要ですが)着色して完成。
人形は
石膏で型をとって軽量紙粘土を押し込んで抜く作業を4人分、表面が少し乾いたところで前後の部品をあわせて接着。
その後、隙間を紙粘土で埋めて微調整。手作りなので同じ型を使いながらも、4名とも違うデザインとなりました(笑)。着色して白のマフラを巻けば、なんとなく日本兵に見えるのでは・・・と期待しています。(2009年11月15日)
進行中
人形を着色してみた。マフラーは嫁さんに依頼中であるが、ウーン、日本兵とはかけ離れた怪しい人達になってます。
石膏の型があるので作り直すのは簡単だが、一応最後まで製作してみることにした。
動力系の配線を製作してモータを回してみた。アンプはキャッスルクリエーションの18Aを使用する予定であるが、左右で起動タイミングが異なっている。ロッドが違うからかな〜。回転数を調べて大きく異なるようなら別のアンプにする必要がある。
モータを回すと結構大きな音がする。プロペラのバランスをとれば少しは静かになるハズ。さらに主翼にフイルムを貼って胴体に取り付ければ剛性もあがって静かになるように思うが・・・。
2枚のペラが同時に回ると迫力あります。(2009年11月18日)
一応組み立てて・・・
モータ系と引込脚の配線を完成して、ナセルを主翼に固定し、主翼を胴体に固定した。引込脚は完璧に作動。ゆっくりと良い感じで作動しました。
モータを回してみると、昨日とは違って2つのアンプの起動タイミングが一致。見た目では回転数も同じような感じ。昨日は2つのアンプを別のタイミングでオンしたので初期値が微妙にずれたのかも。
フルハイで約20A(200W)、引きは強烈ではないが経験的におとなしく飛ばすのであれば問題ないと思う。しかし、同じシリーズの8×4の3枚ぺラも模型屋さんに入荷していたので、買っておいたほうが良いかもしれない。嬉しいことに、一応、共鳴音がします。
人形さんには嫁さんが買ってきてくれたマフラを巻いてみたが、やはり微妙です。
・・・で、タミヤの1/16の日本兵、本日チェックすると販売再開された様子、早速ネットで注文、送料込みで1500円弱、需要の少ないものは高価です。(2009年11月19日)
細々と・・・
主翼4個と胴体2個のサーボを搭載できるように加工、延長コードも準備完了。
コックピットや機種部といったプラスチック部材を現物あわせでカット。外から見える部位は予め着色しておいた。
細々と時間がかかったが、これでフイルム貼りに進める段階になりました。(2009年11月22日)
日本兵
タミヤの1/16日本兵が届いたので4名を製作。前回のドイツ兵で一応のノウハウを習得しているので着色までスムーズに進んだ。
コックピットに2名が並ぶように肩幅も調整、前回よりも格段に進歩した・・・が、嫁さんにはウド鈴木に似ていると笑われる始末、そういわれると似ているような(笑)。
エンジンナセルにカウリングを固定、エンジンも上手い具合に収まった。
被覆フイルムはオラカバのライトグレー2本を用意した。この色は艶があるので艶消しが必要。機体の上側は定番のグリーン、裏側は艶消しグレーとする予定。(2009年11月26日)
フイルム貼り開始
胴体から開始、上下左右の4枚で貼る予定だったが、胴体の形状が複雑で、おまけに1.5mmのバルサプランクのため無理に引っ張るとヤバそうな感じ。
そこで楽に貼れるように分割。フイルムの重ね合わせ部はマスキングテープを下敷きにしてカット。穴やスリットは半田ごてを利用してカット、綺麗にカットでき、フイルムがバルサに溶着して具合が良いです。
完成
エルロン/フラップへの延長コードを配置してアンテナも主翼内に設けた。約1.5日をかけてフイルム貼りが完了しました。
近くで見ると、デコボコしている箇所もあるがこれが意外と実機らしくて良い感じです。(2009年12月6日)




◆神風

神風号を作れるか?
ラジコン技術のデータベースで見つけた機体で1975年7月号に掲載されたもの。
実は1976年1月号に60クラスの神風が掲載されており、これも興味あるが、何せ翼幅170cmの大型機になるのでモータやリポ電池の選択に頭を悩ますことになる。
でもって、まずは10クラス、翼幅110cm、重量1.2Kgのこの機体を選んでみた。図面を見る限りゆっくり飛びそうな雰囲気。
神風はネット上で色々な情報を得ることができる。プラモデルのリアルな写真を発見(勝手にアップしてスミマセン)。朝日新聞の機体でシルバーとブルーの配色が良いです。
キンコーズで図面を原寸に拡大、A0サイズで945円也。一番悩ましい胴体は胴枠が原寸図で掲載されており、何とか作れそうな気がします。(2009年4月6日)
胴枠切り出し
最初の作業は胴枠の製作。1.5mmの航空ベニアに胴枠のコピーを貼り付けて、カッターナイフで切り出した。
カウリングはバルサで製作する予定。その骨材となる幅狭のリング(幅6mm、写真中の右端の部材)も切り出した。さすがに航空ベニア、このような形状のものでも割れることなくカットできる。ベニア板はこうでなくては・・・。
翼型は半対称16%となっている。今回はNAC2015の図面をネット上で探し、ダウンロードして適宜縮小コピー。リブ枚数が少ないのでバルサ板にスコッチ55で貼り付けて一枚づつカット。カッターナイフだけで結構正確な部材が切り出せます。(2009年4月9日)
胴体製作中
胴体の側板をバルサから切り出して胴枠と合体。構造が簡単なので捻れが無いように気をつけて空中で組み立て。前側は短冊状のバルサを貼り付けて終了。結構ボリューム感がある。
ただ、全幅1100mm、全長720mmの小型機、もう少し大きい方が良いとも思うし・・・このまま製作を続けようか、やめようか、迷っています。暫し考えます。(2009年4月11日)
胴体造形中
図面では機体後部の形状がよく分からない。ネットで調べるとたくさんおプラモデルの写真を見ることができる。
この写真を参考にして少しずつ造形中。
カウリング
ァウリングは独特の形状。航空ベニアから2枚のリングを切り出し、リングをバルサで連結して、これに1.5mmバルサを巻き付けた。これが意外と上手くいきました。(2009年4月25日)

主翼製作中
主翼はフルプランクとして製作中。(2009年4月26日)
主翼プランク
1.5mmバルサで上面をプランクして完成。胴体と合わせてみるとそれなりの雰囲気がある。
勢いでここまで出来上がった。この機体は飛ぶことは間違いない。
厚翼にして軽量なので、それなりのスケール速度で飛ぶはずデス。製作のモチベーションを上げるために、実験的に紙張りで仕上げてみようかと思っています。(2009年4月29日)
ワイヤーベンダー
主脚は3mmピアノ線で製作。3mmピアノ線を曲げるのは簡単ではなくワイヤーベンダーが必要。以前はMKから発売されていたが今はどこにも在庫なし。
ヤマさんに相談、さすがに実機の整備士、限られた道具を器用に使って作ってくれた。ピアノ線を簡単に曲げることができるようになった。有り難うございます。
フィレット製作
主翼にフィレットを追加。胴体に主翼を取り付けて、主翼の曲面に合わせて三角形状のベース部を接着。胴体とベース部材との間に逆アール形状の補強部材を接着して、最後に1.5mmバルサでプランクして完成。
瞬間接着剤とタイトボンドとを駆使して逆アールのフィレットが出来あがった.
胴体裏面のフィレットは主翼との段差を無くすように整形してパテ埋め。
胴体側面のフィレットの段差もパテで埋めてサンディング。なかなかの出来栄えです。(2009年5月3日)



◆デカ スカイカンガルー号

興味本位で!
デカ・スカイカンガルーの製作を検討中。
元の寸法は、
全長:870mm、全幅:1350mm、主翼面積:25.3dm2
である。これを150%に拡大すると、
全長:1300mm、全幅:2000mm、主翼面積:57dm2
となる。重量は?であるが、現行の機体が約660g、これと同じ翼面荷重とするには約1500gとなるが、この大きさで果たしてこれほど軽く出来るのだろうか?
幅広シート
手元に元の図面があるので、これを150%した図面を作成。これに合わせて必要なバルサ材を準備する必要がある。
木村バルサのHPを覗くと一般に模型店で入手できる80mm×900mm以外に幅広シートも入手できることが分かった。
120mm×1200mmのシートを中心に、模型店に注文してみよう。(2008年11月24日)
主翼リブのテンプレート
元の図面を150%に拡大するとリブの翼弦は300mm、結構大きいです。
1.5mmのベニア板に拡大した図面を貼り付け、切り出して整形。無事完成。
2枚のテンプレートの間にバルサ板を挟んで整形すれば大量のリブが出来あがる予定。本日バルサ材を発注。(2008年11月25日)
・・・で、実際にリブを作った。2mmバルサの300mm×40mmのシートを16枚(片翼分)をカットして、ボルトで挟み込む穴をあけて16枚を固定。このバルサブロックを鋸、カッターナイフ、サンディングボードを駆使して整形。
整形後、スパーのスリットをカットして完成。作業自体は簡単。
リブの間隔は元の機体とほぼ同じ70mm。これで剛性は高くなるはず。本日は片翼分が完成。
水平/垂直尾翼を拡大コピー。水平尾翼の幅は600mmで丁度ミニモアと同じ。デカイです。(2008年11月26日)
材料待ち
バルサ材を待つ間にモータ/アンプ/サーボを入手。いずれもKKホビーから購入。
モータは50クラス、アンプはSBEC付きの60A、これは先のスミスミニプレーンで実績があるので問題ないはず。
サーボは940円の標準サーボと18gのデジタルサーボの2種類。この標準サーボは何とダブルベアリング仕様、異様に安いですが大丈夫か・・・(笑)。(2008年11月30日)
胴体の製作
バルサ材が揃ったので製作開始。胴体は側板を切り出して、現物合わせで胴枠を入れながらがら組み上げて行った。
構造が簡単なので定板の上で作業すればねじれのない胴体が出来上がった。
尾翼も出来上がった。元の機体と比べるとやはりデカイです。
主翼製作中
主翼は基本2mmバルサとヒノキ材で製作、これも構造が単純なので組み上がるのも早い。
ただし、ねじり下げの加工が必要。片翼1mになると定板をはみ出てしまうので作業性が悪いのが難点。
実際に仮組みして元の主翼と比べると、笑いが出るほどデカイ。当初、左右を連結した1枚翼として考えていたが、ここまで大きくなると、保管/運搬方法を考える必要がある。
2分割にすると連結部の補強も考えないといけない。暫し検討。
ラフに重量を計る、胴体/尾翼:300g、主翼:400g、モータ/メカ:370g、電池:180〜270g(2200〜3300mA)。
フイルム等を加味して1500g位で出来そうな予感。(2008年12月7日)
ねじり下げ
元の機体と同じ方法でねじり下げを付けた。
機体が大きくなると直線を出すのが難しくなる。前縁や後縁の接着はタイトボンドを主体にして、アルミのLアングルで挟み込むようにして固定すると上手くいく。
今回も上手くねじり下げを付けることができた。これで劇的に失速し難くなります。
主翼の分割構造
翼弦30cmで長さ200cmの長物の取り扱いは大変です。ミニモアの片翼は170cmであったがこれは部屋の中で上手く取り回すことが出来る。
しかし、200cmになると移動する度にボコボコ当てる始末。どうも自分の身長を超えると上手くいかないようだ。
そんなこんなで、2分割にすることにした。6mmのピアノ線(グライダのカンザシ)、6mmのカーボンロッド、内径6mmのアルミパイプを用意。ピアノ線は上下スパーの間に、カーボンロッドは前側にそれぞれ配置した。
かなりしっかりした構造になったので飛行中にバンザイすることは無い・・・(と思う)。
生地完成
カンザシ部分の完成後、主翼上面をプランクすると劇的に強度が上がった。リブのプランクを終えて細々した作業をを行って、生地完成状態になった。
ここまでの重量
主翼:660g、胴体:230g、尾翼周り:60gとなった。主翼の分割に伴って重くなってしまったのが少し残念。一方、主翼の剛性が高いので、被覆はオラライトを使用できる。これで少しは軽量化できる。
部屋で組み立てると存在感十分。(2008年12月13日)
モータマウント
航空ベニアでモータマウントを製作。実際にモータを取り付けて重心をチェックしてみると前重心。
フイルムを貼っても後重心にはならないと思われる。ラッキー!(2008年12月16日)
主翼の取り付け
主翼の後側はロックボルトを2個使って固定、前側は主翼に取り付けたダウエルを胴体側で受ける構造とした。
これに伴い胴体側を一部補強したので強度は十分と思う。
サンディング
飛行場にてサンディングを行った。元々角張った構造であることと、サンディング部の接着剤はタイトボンドとしているので、作業はサクサク進んだ。
フイルム貼り
全体的に強度があるのでフイルムはオラライトを選択。尾翼のフイルム貼り完了(2008年12月23日)
フイルム貼り完了
胴体、主翼を一気に貼りた。結局オラライト2.5本を使用。
前輪は55mmのスポンジタイヤを2本使用、後部スキッドはカーボンロッド、ロービングで組み上げた。
重量は主翼745g、胴体462gとなり、モータ電池を合わせると1800g程度になる予定。
完成まで一歩近づいた。(2008年12月28日)
細部の仕上げ
主翼の前側に電池スペースを設けた。蓋はネジで固定する構造として、風圧がかかると思われる飛行中のトラブルを防止。
電池スペースにはアンプを取り付けた。
リンケージ
エレベータ、ラダーはワイヤー引きとした。ワイヤーはテトラ製のものを使用した。なおホーンはベニア板で製作。
エルロンサーボは主翼内に横置きで格納。
エレベータの剛性に少し不安があったのでカーボンロッドのステーで支持。実際に飛ばしてみて問題が有ればステーを追加する予定。

完成!
電池はマジックテープで固定するようにした。タイヤを取り付けて、赤色のフイルムでラインを入れて完成。
明日は初飛行できそうである。パチパチ!(2009年1月2日)
初飛行成功!
風の穏やかな中で初飛行に臨んだ。仲間に手投げしてもらった機体は真っ直ぐに糸を引くように上昇。上空でトリム合わせを行ったが結局はノートリムとなった。これは嬉しい。
2Kgの機体であり飛行中の座りが良くて飛ばしていて気持ちがよい。宙返りは楽々でき結構綺麗な軌跡を描くことができる。
宙返りの頂点から背面飛行に入れると、そこそこ浮くが少しパワー不足、高度維持がやっとの状態。モータ出力に余裕があるので、ペラを一回り大きくすれば楽になると思われる。
ロールは途中から急に回りにくくなり元に戻ろうとする。安定性が良すぎるようだ。本日はロールは断念。この大きさなのでロールできたとしてもロールレートはかなり遅いと思われる。ローリングサークルへの道のりは厳しいかも。
低空で急旋回しても失速に入る気配はなく、狭い場所で飛ばしても恐怖感はないです。
機体の特性は、基本的には元のスカイカンガルーの特性を引き継いでいるが、これにどっしりとした感じを加えたようなもの。飛ばして面白い、本日3回の飛行で無傷で帰還。
体重測定をすると、胴体:960g、主翼+カンザシ:810g、電池リポ3セル3300mAh:260gで合計2030g。
初期の予定よりも重くなってしまったが、この大きさになると多少の重量増に神経質になる必要はないと感じた。機体の剛性が高くなる分だけ寿命も延びるはずである。
主翼分割式で意外とコンパクトなので取り扱いも容易。お気に入りの機体になりました。(2009年1月3日)
少し改善
着陸時、地面と擦れる箇所に保護部材を設けた。胴体下面にはアルミ板、主翼の翼端には専用部材を取り付けた。
胴体内を披露、サーボと受信機だけなので大きな空間が空いています。
ペラを12×6から13×6.5に交換。
デジカメを取り付けるアダプタを思案中。(2009年1月7日)
調整飛行
本日ペラ交換後の初飛行。エルロンの舵角も出来るだけ大きく設定。
ペラ交換によりパワー不足解消。で、何とロールができるようになった。元の機体に比べるとロールレートは遅いが、何のストレスもなくロールできます。
胴体下面、主翼の翼端に設けた保護部材も完璧に機能、あとは自在に飛ばせるように飛ばし込むだけです。
今年の「のんびり飛行会」にはこれを持って参加したいですね〜。(2009年2月1日)
動力性能
電池は3セル3300mAhが中心だが、サンダーパワーの3セル2200mAhを使ってみた。
重さは約100g違うのが重心はそれほど変わらない。飛ばしてみるとエレベータのトリム2、3コマでバランスが取れ、3300mAhの電池と遜色のない動力性能を示した。
電流を調べてみた。3セル3300mAhを90%充電した状態で31A(325W)、40A位流れていると勝手に思っていたので意外に低い電流に驚いた。ペラを13×8に交換して負荷を増やそうと思う。
現状でもロール、ループを始め色々な演技ができるが、もう少しパワーアップすると逆宙返りができるかもしれない。
水平飛行はハーフスロットル、この時の電流を測定してみると13A位、かなりの省エネ飛行ができます。(2009年2月7日)
空撮
空撮をしてみた、軽量のビデオカメラを機首部に固定。ペラが写らないよいうにカメラを左側に向けた。(2009年10月11日)

海岸線で撮影→http://www.youtube.com/watch?v=CJrE2_5KMmM
陸で空撮→http://www.youtube.com/watch?v=MdZVNnGh3wg


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