バルサ電動機




◆セスナ182スカイレーン

(飛行編)

初飛行成功!
主翼の塗装を終え主翼ステーを製作して作業完了。
本日、風の穏やかな中で初飛行に臨んだ。飛行場で初めてフルスロットル、モータ音は静かで推力は適度にある。
スロットルを上げるとするすると走り出し簡単に離陸。上空でトリム合わせすると非常に安定して飛行。
水平飛行はハーフスロットル、宙返りをする訳でもないのでパワーは十分。
上空でフラップを下げると頭上げ、指トリムで水平に戻すと非常にゆっくり飛行。もとからゆっくり飛ぶので、フラップは必要ないか・・・。
目の前をローパスさせるとスケール感あります。
最後は着陸、機速を落としても失速する様子もなく、綺麗に3点着陸。当初から想像した通りの飛行性能。
製作開始から休みながらも4ヶ月弱、製作を楽しむことができ、飛ばしても面白く、お気に入りの機体となりました。満足満足(2011年9月25日)
動力性能
モータはOSモータのOMA-3825-750、カタログデータではペラ12×8E、リポ4セルで38A(562W)となっている。
初飛行にはペラ12×6Eで4セル、改めて測定してみると32A(470W)であった。
離陸は軽々で、上空でフルスロットルにすることは無いので、このままでも十分だと思う。
一度飛ばしただけだが、飛行時間と電池残量から見て、このモータ(+フタバのアンプ)は高効率である。(2011年9月27日)
試しにペラを12×8に交換、余裕のパワーでループ、ロール、背面飛行も楽々できます。主翼の剛性が高いので全く不安ありません。
離陸時以外はほとんど中スロット、モータの効率も良いようで7分の飛行で電池の残量は50%程度。
本日はフラップにエレベータミキシングをかけて着陸時に使用、速度が低下して着陸が更に楽になりました。
飛ぶ姿が美しいというのが皆の評価、この機体はお薦めです。(2011年10月10日)
アンプ交換
フタバ製の70Aアンプを搭載しているが、この機体の最大電流は40A未満。
丁度、グライダーのミニモアを4セル化しようと思っていた矢先、同じシリーズの45Aアンプが発売。
そこで70Aアンプをミニモア、45Aをセスナに搭載することにした。
この45AアンプはSBEC内蔵、フタバ製で信頼性もあると思うので、これを機にSBECから電源供給。
本日、実際に飛ばしてみたが何の問題もなく絶好調でした。
10数分飛ばして残量30%、普通は7〜8分飛ばすので電池残量の心配なしです。(2011年11月3日)
ステアリング系
本機の前輪は専用サーボで操舵するので、着陸時に大きな力がサーボに作用してサーボが外れた経緯がある。試しにサーボセーバを挿入、その後は問題が起きていない。タキシング時も滑らかに走ってくれるような気がします。(2012年1月19日)



(製作編〜その2)

塗装の準備
今回はオラカバに塗装を行うことにした。まずは塗装デザインに合わせてマスキングテープを準備。窓の周囲、胴体側面のライン、及び機体番号。
塗料はアサヒペンのクリエイティブシリーズの赤、赤と言っても「ルビーレッド」「ダークレッド」「ファインレッド」「ファイヤーレッド」の4種類がある。
事前にチェックすると、「ファイアーレッド」がいわゆる緋色に近く、この色を選択。
マスキングテープや新聞紙で養生して屋外で塗装。最初に「ミッチャクロン」を塗布して乾燥させてからファイアーレッドを塗布。
乾燥後にマスキングテープを剥ぐと、イメージ通りのデザインが現れた。
残念なのは一部の境界線で塗料が染み込んでしまったこと。ミッチャクロン等のプライマーを塗布すると塗料の染み込みは防げる。
しかし、今回はメーカ不明のマスキングテープを一部使用。その部分で染み込みが発生、粘着力の問題があったようだ。
3Mや田宮のマスキングテープを使用した箇所は境界線が綺麗、もう少し考えてマスキングテープを使えばよかったと後悔。
カッターナイフの先端ではぎ取ると意外に綺麗になったので、まあ良しとします。
カウリング及び主脚も塗装完了。主脚はアルミであるがミッチャクロンの威力で上手く塗料がのります。
スパッツの加工を済ませて取り付けてみると、雰囲気が出てきました。(2011年9月4日)

主翼リンケージ
エルロン、フラップ共にサーボは横置き、ホーンの一部が突出するだけなのでスケール感アップ。
配線
受信器にはアンプ/エルロン×2/エレベータ/ラダー/ステアリング/フラップの7ch分と別電源の1ch分の合わせて8ch分のコネクタを接続。
受信器・アンプを適当な場所に固定し、主翼側への配線を要領よくまとめて配線完了。意外にすっきりとまとまった。
フロアを取り付けると、外部からは配線は見えなくなります。(2011年9月15日)

電池ボックスの加工終了。リポ4セル2600mAhがすっきりと納まりました。
ウインドシールド
前後左右で合わせて6枚のウインドシールドをネジ留め完了。これで胴体側の加工は終了。
主翼側の配線整理、一部の塗装、そして主翼ステー(未完成)を取り付けると完成。10月中頃には初飛行できるかな?(2011年9月19日)

重量
全ての部品を取り付けたて重量を測るとキット指定値内の2250g、重心は図面通りとなった(ラッキー)。
計器板前のダッシュボードは白では目立ちすぎ、灰色のフイルムを張り付けると落ち着いた雰囲気になった。
モータを回してみると非常に静かで滑らかに回ります。OSモータ+フタバのアンプは期待を裏切らないようです。
この段階で飛行可能、一部塗装が残ってはいますが・・・。(2011年9月21日)



(製作編〜その1)

製作開始
テトラのキットはパーツが豊富でタイヤ以外、別途購入するパーツはほとんどない。
胴体の製作から開始、テトラ特有の治具を仮接着して角度を決める工法、いつも通り歪みのない胴体が出来上がる。
電池収容部
エンジン機を電動化する場合、電池の収容方法が課題。
この機体は高翼機で防火壁に前輪が取り付くので電池の固定には工夫が必要。今回は、防火壁の後部、燃料タンク収容部に下側がら挿入することにした。
胴体下面にハッチを形成。電池を載せるべース板は取り外し可能にして電池容量の変更に対応できるようにした。
電池は4セル2600mAhを使用予定。
胴体生地完成
胴体のプランク材は予め3次元的に湾曲形成されており、図面通りの造形が再現できました。
これで胴体は生地完成となった。(2011年6月8日)
主翼製作
垂直/水平尾翼完成。このキットはダイカットであるがカットの精度が高くサクサクと製作が進みます。
主翼は定盤上で慎重に組み立てるが、治具が上手く設定されているので、捻れのない正確な翼が出来上がる。
プランク前になっているが主翼中央部の構造が理解できない。
上半角が設定されているので所定の角度が付いているが、前側部は胴体ピラーに取り付くので一直線になっている。
この間の遷移部をどのように処理するのか・・・図面上には記載がないので、実機の写真を探して検討する必要ありデス。(2011年6月12日)
モータマウント
胴体に脚を仮固定。今後の作業では胴体に加工を施す機会が増えるので主脚/前脚で胴体を保護。
モータはE−MAXの70クラスを使用する予定。このモータに合わせてマウントを製作。
カウリングにはエンジン用の穴が描かれているが今回は無用。このカウリングは肉厚もあり頑丈。
生地完成
主翼のプランクを済ませて、エルロン/フラップを製作してバルサ部分の製作は完了。
このキット、部材の精度が高く、事前に部材が適切な形状/角度にカットされ、治具も併用して捻れのない機体ができあがる。
構造的にレーザカットにみられる無理な肉抜きがされていないので機体の強度が確保できている。良いキットです。
ここまでの製作はサクサク進んだが、これは純スール機、内装/外装に拘る必要がある。例えば座席は必須でパイロットも・・・等々。
さてネットで資料収集して構想を練り上げないと。(2011年6月18日)
翼端は付属のプラスチック部材となっているが、経年変化で割れたり色褪せたりする可能性あり。
今回はバルサで作ってフイルム貼りとします。
電池収納
予め形成しておいたハッチを切り出して位置決めピンを固定して完成。この工作は上手くいきました。
ステアリング
防火壁の裏側にはリポ電池を配置するのでステアリングのリンケージが難しい。
重心を考えるとエンジンの重さは約400g、モータは約200gで間違いなくテールヘビーになる。
そういうことでモータマウントの近くにステアリング用の標準サーボを配置した。リンケージが簡単になりました。(2011年6月30日)
モータ搭載
OSブランドのモータを搭載。当初は70クラスのモータを搭載する予定だったが宙返りをするわけでもなく50クラスにした。
主翼をラフにサンディングして動翼との当たりを調整。部屋で組み立てると存在感あり。
これで内装に手をつけることが可能になった。(2011年7月10日)
アンプ
フタバのMC970Aと専用プログラムユニットを導入。OSモータを回してみると調子良さそうです。
プログラムユニットを使うと色々な機能設定が可能。モータの起動トルクの設定やエアブレーキを細かく設定できる。これは便利かも。
機体はサンディングがほぼ終了。不具合箇所を手直ししてフイルム貼りに進む予定。
内装は実力不足なので適当に済ませることにしました。飛行中は見えないから・・・情けない。(2011年8月14日)
アンプ設定
このアンプ(MC970A)はBEC内蔵ではないことに注意。当初から別電源を考えていたので不満はないが、説明書にもはっきり記載されていないのは残念。
プログラマーMCP−1の使用方法については説明不足。このプログラマーを使用する際は、受信器の電源OFFとし、プログラマー/アンプ/モータ/動力電源を接続しないとエラーが発生。受信器の電源OFFにすることが明記されていない(基本的事項デス)。
フタバの製品なので基本的な事項は上手く説明して欲しいですね。
内装
見栄えを良くするためにフロアを製作。フロアはネジ留めとして、この下にサーボ等の全てを格納する予定。(2011年8月16日)
フイルム張り
フイルムはオラカバのホワイトを2本用意。キットにデカールが付属するが今回は塗装で仕上げる予定。
尾翼と胴体のフイルム張りが完了。室内の露出部分は明灰白色で着色。見栄えが良くなった。
主翼は形状が単純なのでフイルム張りも簡単と思われる。そろそろデザイン/カラーを考えないといけません。(2011年8月22日)
下準備
主翼のフイルム張りの前に各動翼の隙間(見切りライン)を揃えておくと見栄えが良い。この機体はフラップとエルロンがあるので隙間は3箇所。
1mmバルサが隙間なく挿入できるように各動翼の幅を微調整。
主翼のコーナ部には予めフイルムの小片を張り付けておくとバルサ材が露出しないので見栄えが良くなる。
動翼にフイルムを張ってヒンジを固定して、主翼側に仮固定して隙間を再度確認。細々としたところに時間がかかります。
これで主翼全体にフイルム張りができますが、下準備ができているので即完了です。(2011年8月24日)
フイルム張り完了
フイルム張りを終えてリポ電池を所定の位置に配置して重心をチェック。上手い具合に指定位置にあった。
テールヘビーを予想していただけにラッキー!
フロアも着色してボロ隠し完了。主翼を取り付けてみると・・・室内はあまり見えませんがバルサ生地が見えないのでOKです。(2011年8月28日)


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