バルサ電動機



◆フレンドグッピー

(飛行編)

初飛行
晴天の中を初飛行。まずはお決まりの記念撮影。大きな水平尾翼が特徴的です。
リトルホークとの2ショット、運動性のリトルホークに対してどんな性能を示すのか楽しみです。
舵の方向を何度もチェックして、軽くエイッと手投げした機体は真直ぐ上昇。上空で様子を見るとほぼノートリム。
上空では宙返り、バレルロールは勿論、背面も問題なくこなします。流石に逆宙返りは無理のようです。
軽量なので風に弱いかと思いましたが、少しパワーを入れると元気よく飛んでくれます。
そして、目の前に降ろして地上近くを飛ばすと本領発揮、大きくバンクさせても失速の気配が無く、安心して旋回させることができます。
想像通りのユックリズムを味わうことができます。
2度目の飛行で旋回中に攻めすぎて翼端が地面に触れてあえなく墜落。しかし、尾翼が外れただけで無傷、軽さが幸いしました。
リトルホークの運動性に対して、このフレンドグッピーは低速性及び小回り性に優れており、想像以上に狭い場所で飛ばすことができます。
ハンドキャッチはできそうですが次回のお楽しみ。またまた良い機体を手に入れました。(2014年5月4日)
 
市松模様
いつものようにカッティングシートから市松模様を切り出して貼りつけた。これだけで随分雰囲気が変わります。
初飛行から累積2時間以上飛ばしました。失速し難い機体で地上スレスレでも安心しを飛ばすことができます。当初はハンドキャッチを考えていたが、ピンポイントで着陸させることができるのでその必要性もないと思う。
普段はゆっくり飛びます、オーバーパワーで垂直上昇も楽にできます。速度範囲が広く色々と楽しめる機体になりました。(2014年6月16日)
ジャイロ搭載
ワールドモデルから販売されている、Bigaole 6G-AP 飛行機用 簡易オートパイロット GPS付を導入。このジャイロはOFF、水平安定飛行モード、リターンホームモードの3つを可能にするもの。
初期設定で、「GPSオートパイロットせ設定」「GPSオートパイロットのキャリブレーション」「帰還地点の設定」の3つを設定する必要がある。最初は、何故か3番目の帰還地点の設定が上手くいかなかったが、この3つの項目を順番に、そのたびにリポ電池を外して(電源OFFにして)進めることで上手くいった。
◇水平安定飛行モード
ジャイロが強烈に効き、手放しで真直ぐ飛ぶ。スティックを大きく操作すると操縦も可能。もともと安定性の高い機体だがその効果は大。
◇リターンホームモード
飛ばしながらこのモードに入れるのは最初は勇気がいるが、確実に戻ることがわかると安心してONできる。姿勢が分からない程度に遠くに離してONすると見事に初期位置に戻り上空を延々と旋回します。8000円でこの機能と性能は驚き。水平安定モードで着陸するのも面白いかもしれません。
この機体は40年前の設計ですが、推力比=2の動力系とGPS付ジャイロを搭載したハイテク機に変身!(2014年9月30日)


(製作編)

ハンドキャッチ
このムサシノのフレンドグッピーは1974年に3回にわたりラジコン技術に紹介された機体、当時私は中学3年生、何故か良く覚えています。
飛ばすところを選ばないハンドキャッチが可能な機体が欲しいと思ったのが事の発端、海風さんが図面をお持ちとのことで送ってもらいました。感謝!
ムサシノ機のなかでは唯一のT尾翼、独特の形状が印象的です。全備重量は500g、モータ/メカ類は全て国産品が目標です。
まずは翼リブ、2mmバルサから切り出します。微調整は先日ごくらくトンボさんから頂いた平ヤスリが大活躍。今回は是非という好き者がおられるので2機分を準備。
主翼完成
主翼はプランク材も含めてすべて2mmバルサで製作。バルサはSクラスから選択。
製作方法はいつもの通り、クラークYの主翼は製作が楽です。サクサクと生地完成。
2mmで作っただけに剛性は高く、カンザシ結合前で88g。
胴体完成
胴体は全て3mmで構成、やはりバルサはSクラスを使用。
今回も空野式のリンケージを採用、T尾翼のリンケージはミグ15で実績があるので問題ないと思われる。
剛性は高いですが、ベニヤ製の防火壁を接着した状態で60g。
尾翼
特徴的な尾翼の剛性確保が課題。尾翼周りをしっかり作ると飛びの質が格段にアップします。
設計図面では3mmバルサで作るようになっているが経験的に剛性不足。今回は実験的に2mmのトラス構造の両側を1mmバルサでサンドイッチしてみた。剛性は期待通りで水平+垂直尾翼(動翼は除く)で重さは20g。
ここまでで170g弱、この軽さで剛性を確保できています。これは期待できます。
2機目は大まかにカットしたキット状態で完成、必要図面と一緒に本人に引き渡し予定。(2014年4月20日)
フイルム貼り完了
オラライトのホワイトを使用。造形が単純なので短時間で完了。大ぶりな水平尾翼を固定するとフレンドグッピー号が出現。
生地完成188gに対してフイルム貼り後は+30gの218gと軽量です。
リンケージ完了
リンケージは空野式、ピアノ線の0.6mmと1.2mmを組み合わせるが、特に曲率が大きくなるT尾翼には効果大。
モータはOS製2810-1250を使用、リポ3セル、ペラ8×4で推力890gで電流14A。500gの機体には十分。
重心
リポ3セル1300mAhで重心OK。メカ類をすべて搭載して460g。目標500gを大幅に下回ります。気になる個所の補強も遠慮なく出来ます。
当時の記事では、COX049の最軽量バージョンでも540g。翼面積約19dm2なので、翼面荷重は25g程度、ハンドキャッチ可能かな。
メカ類を固定すれば飛行可能、デザインはどうしようかな〜。(2014年4月29日)
完成
サーボは手元にあったTurnigy TGY-113MG ニュートラル性の高い高速サーボ、サクサク動きます。空野式リンケージと相まって遊びゼロです。
リポ電池は3セル1000mAh、モータ/アンプ共にOS製、ペラはAPC8×4Eとした。
結局、全備重量は475gとなり、スロットル中でほぼ自重と釣り合います。推力比=2です(笑)。
胴体横に赤ライン、電池ボックスカバーにお決まりの市松模様を入れてると雰囲気が出てきました。
主翼のデザインは未定、市松模様か、昔のアトラスシリーズで見かけるストライプにするか・・・悩み中。(2014年5月2日)


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