バルサ電動機



パイロン機サウスポー

(製作編)

経緯
1978年頃のラジコン技術には10クラスのパイロン機の製作記事がいくつかある。サウスポー、シンシア、風小僧である。またこの時期には各地で流行していたようで、ミスターX、センスター、ラビットなど10機近くの機体が紹介されている。レギュレーションは単純で、エンジン10、翼面積18dm2以上、翼厚20mm以上となっていたようだ。
以前、マルタカの1/2Aのムスタングをパイロン機として製作したが速度が出ずにがっかり、そのリベンジの意味でサウスポーを製作することにした。
電動化にあたってKV値の高いモータが必要。Turnigy製で400クラス、KV値1800のモータを入手。ペラはAPC6×5.5Eを使用予定。バッテリは3セル1500mAh、飛行時間は3分程度とすると十分な容量と思われる。
翼型は8.5%厚半対称、主翼は矩形翼なので製作は容易。
当時の全備重量は800g程度、今回は電動化と軽量メカでムスタング並みの600g程度で完成する予定。(2020年1月9日)
主翼製作
図面を拡大して原寸図とし、各部材を切り出してキットの状態として作業開始。モータはフロントマウントにして他のモータへの交換を容易にした。
主翼リブはベニヤテンプレートに挟んで整形。矩形翼なので簡単にできる。スパーは5×5mmのバルサ角材。図面ではヒノキとなっているが経験的にバルサ角材で問題なし。
前縁はマルタカの機体によく使われている補助前縁材を使用する形式とした。前縁を真っすぐに作るのが容易になる、
下面のプランクまで終了。(2020年1月13日)
主翼完成
上面をプランクする際にアルミ材で挟んでタイトボンドで接着。一晩放置すれば真っすぐな前縁、後縁となる。
主翼の上反角は2度、カンザシで左右連結してエポキシ接着剤が固まるまで重しをかけて放置。エルロンは1サーボとするのでエルロンホーンを埋め込んだ。
エルロン材を整形して主翼完成。重量は112gとなった。
胴体製作
側板は3mmバルサ、基本的に5×5mmバルサ角材を胴枠として使用。主翼後縁の取り付け部は3mmべニアを使用して強度確保。
エレベータサーボの取り付け部はエルロンサーボ、リンケージと干渉しない箇所に設定。主翼前縁のダウエル受けは3mmべニアで製作。
リポ電池は燃料タンクの部位に差し込むようにした。経験的にこの位置にリポ電池を置くと重心が合う。今回はどうだろうか・・・。
これで事前に必要な工作は終わり。胴体上面をプランク。製作記事ではプランク材は2mmとなっているが、今回は3mmのソフトバルサを使用。一気にプランクするのではなく、分割して胴枠の間をプランしていく。この方法は空野氏のミグ15などで経験あり。3mmバルサを使うと後行程のサンディングが楽になる。
機首に見えるはモータマウントを接着するための部材、後でモータの大きさ分だけくり抜く。これにより機首周りの工作が楽になる。(2020年1月19日)。
胴体完成
重心位置が気がかりなので実際に部品を取り付けて測定、何と極端な前重心。おまけに図面上の重心位置は主翼の40%よりも後ろ。他の同様のパイロン機の場合は30%程度なので記入ミスと思うが。
リポ電池を重心位置に持ってくれば重心は合うが、サーボとの干渉が懸念される。そこでエレベータサーボを胴体後部に直接取り付けるように変更。これで問題は解決するはず。尾翼は軽量化の必要がないのでハードバルサの使用も考えている。
10エンジンはマフラー込みで150g近くあるはず。モータは70g程度なので前重心になるはずはないと踏んでいたが・・・不思議。
以前製作したQRPのMAXの図面が出てきた。舵角の情報は参考になる。尾翼の後縁は鋭く削れとの記載あり。実践!
主脚は軽量化のために車輪式から1mmピアノ線に変更。飛行場の着陸場所は芝生なので問題なし。これで胴体完成。(2020年1月26日)

<戻る>