バルサ電動機



Q.B.15U
(飛行編)

初飛行
翼端に緑−黄−赤のEライトフイルムを貼りつけた。これで単色から解放されていかにも完成という雰囲気を醸し出してくれる。視認性も良好!
そして初飛行。舵の方向を再確認してスロットルを上げるとすぐに離陸。上空ではノートリムで超安定(当たり前か)。ラダー機特有の旋回を存分に楽しむことができる。
意外に運動性が良く、タイトな旋回ができる。その際に失速する気配はないので安心。宙返りはもちろんラダーロールも軽々こなす。
驚くことに背面飛行でも安定して飛び、さらに旋回までできる。不思議な練習機。
着陸は簡単、最後まで舵が効くので3点着陸も容易。
気になる点は、スロットルの動きに連動して頭上げ、頭下げがはっきりしていること。クラークYなので仕方ないが、特にスロットルを急に動かした時に気になるので(些細なことではあるが)エレベータにジャイロを入れてみようと思う。
パイロットJr.200と2ショット。諸元がほぼ同じなので、QB15はJr.200の廉価版みたいな位置付けだったのかな?
今回も無事に進空、昔の機体は基本性能が良いことを実感。(2023年3月5日)
ステッカーnew
見栄え向上のためのステッカーを製作。色々な手法があるが簡単な方法で。
用意するのは、フイルムラベルシール(透明つや消し)と梱包テープ。フイルムラベルシールにはホワイトがありこれは耐水性があるが、生地の色が白色でも微妙に色が違うの目立ってしまう。透明つや消しタイプは耐水性に難があるので梱包テープで保護する。
シール素材はワードで自由に作ることができ、例えば「パイロット」のロゴはOK模型にHPからダウンロードすることもできる。
飛行場に持ち込んで撮影。機体名、ロゴが入ると随分締まって見える。
モータ開口部はカバーで閉鎖。格子柄を入れるとレトロな雰囲気の機体に変身。
これで完成!(2023年3月12日)



(製作編)

経緯
3年前オークションで格安で落札したキット12本は製作や譲渡など適切に処理。最後に手元に残ったのがOK模型のクイックビルドシリーズのQB15HU。中身を確認するとバルサ、ベニヤ部材は揃っている様子。しかし、図面、脚、エンジンマウントなどが欠品しておりそのまま放置。
高翼ラダー機なので製作することはないと思っていたが、飛行場でラダー機を飛ばすと手元に欲しいと思うようになる。そんなことで、製作して飛ばすことにした。
図面はouterzoneからダウンロード。単純な構造なので原寸に拡大する必要はなさそう。箱の中に検査票が残っていた。昭和57年のキット。
バルサ、ベニヤ材は劣化した様子がないのは幸い。
胴体
モータ、アンプ、サーボなどは全て手元にあるものを使用。主脚はムサシノ製のものを流用。前脚は適当なものがなかったのでオークションで仕入れた。
胴体は基本ベニヤ材、側板はバルサ材なし。割り切った設計でクイックビルド。
側板と胴枠を接着するとほぼ胴体は完成。(2023年1月15日)
モータマウント
昨年手に入れたブルーエンゼル20は絹の破損により残念ながら廃棄。この機体のモータやメカ類は。本機に移植することにした。
モータマウントも然り、十字マウントで防火壁を挟み込む構造を踏襲。モータをしっかり固定できるので振動に悩まされることはないはず。
前脚は10-15クラス用の固定脚とした。ばねが効いて外力吸収能力十分。
電池の出し入れ用のハッチを製作。磁石で固定する予定。 
胴体完成 
この時点でリンケージは組み込み済み。サーボは20g。
主翼のロックは、ブルエン20のものを使用。指で回せるので重宝する。主脚はムサシノ方式で固定するようにした。
これで胴体の生地完成。ベニヤ主体で剛性はあるが結構重いです。
尾翼の製作も完了。(2023年1月29日)
主翼完成 
主翼は単純な構造で部品も少ない。組み立ては図面なしで部材の直角を出すことだけで行うことができる。スパーは5×6のヒノキ、補助スパーは3×3のヒノキ。中央のみバルサプランク。
今回は、軽量化は考えていないのでキットに入っている部材のみで作ってみた。バルサ材は少し劣化しているかな?と感じたので、接着は瞬間接着剤+硬化剤を併用して万全を期した。
主翼はDボックスではないので捩じり剛性は弱いが、フイルムを貼ればそこそこの剛性は確保できるはず。過激に飛ばすわけではないので問題ないはず。

サンディング
角ばった機体なのでサンディングは小一時間で終了。主翼のプランク部はヒノキ材が露出するのでサンディングがむつかしく少し段差が残ってしまった。パテ埋めしたのでフイルム張り後には目立たないはす。
リポ電池用の開閉蓋はうまくカットすることができた。 
これで生地完成。組み立ててみると結構ボリュームがある。エンジン15クラスとしては大ぶり。
主翼:170g、胴体:425g、リポ電池などメカ類:425gで合計1020g、フイルム100g+アルファで1200gで完成すると思われる。(2023年2月5日)
フイルム貼り 
フイルムはいつもの中華製、アイロンの温度は200度に設定すると上手く貼れる。主翼はプランク無しなので捩じれ剛性が弱いが、フイルムを貼ると剛性アップ。飛行中に変な挙動はしないはず。
プランクが無いだけにリブが結構目立つ。いかにも当時の練習機という感じでGood!(2023年2月19日)
ほぼ完成
尾翼を取り付けて機体は完成。リポ電池用のハッチは磁石で固定するようにした。作業性良好。
リンケージはいつもの方式。滑らかに動くので舵の残りは皆無。
窓部分は、キットには所定の寸法にカットされた透明アクリル板が入っている。これに着色するのも面倒なのでカッティングシートを張り付けて内部が見えないようにした。
これでほぼ完成。全備重量は1200g、翼面荷重は45gとなった。重心OK。
真っ白な機体という訳には行かないので適宜、デザインを施して完成となる。(2023年2月26日)

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