バルサエンジン機



◆フライベビー30

(飛行編)

ブレークイン
メーカ指定通りのブレークインを実施。幸いエンジンは一発で始動、小さいながらもそれなりの4stの音がします。タンクは170cc、長時間の運転が可能。
初飛行
そして進空、地上から楽々と離陸、上空でトリム調整して安定。まだニードルが甘いのでエンストしないように少しスロットルを開き気味で飛行。機体の安定性は勿論90クラスには及びませんが、30クラスとしては優れている。運動性は文句なしでキューバンエイトも安定して行うことができる。低速でも失速する気配がなく安心して飛ばせる。
しばらく上空飛行を楽しんだ後に着陸へ。コースに入れてスロットルを絞ると想像以上に速度が低下してゆっくりと接地。
着陸が容易なので、90クラス同様、機体の寿命が長いはずです。
本日2回飛行、中スロットル以下では結構スケールライクに飛びます。エンジンが仕上がればもっとゆっくり飛ばせます。
今回も良い機体に仕上がりました。(2015年1月4日)
 
ペラ
ペラはMasterAirscrew社の10×5を使用。このペラは模型店では入手が難しいが、ホビキンに各種揃っている。本物か否か不明であるが、実際に使用してみると問題なし。先端は自分で塗装。このペラは適度な可撓性があり、着陸時に前のめりになってエンジン停止に至ったが折れなかった。APCペラなら折れていたかも。
フィルタ
エンジンルームが狭いので配管に苦労するが、今回はL型のフィルタを使用して無理のない配管を行った。こういう部品も今後入手が難しくなるのであろう。
燃料の侵入対策
実際に飛ばしてみると主翼の前端と胴体との間から燃料が侵入。耐久性の観点から、該当部位にエポキシを塗布しておいた。
後始末
機体に付着した燃料の拭き取りには、アルコールを使用しているが結構な値段がする。今回、安価なアルコール除菌スプレーを試用。燃料の拭き取りに効果があり、安価なので遠慮なく使用できるのが嬉しい。(2015年1月5日)

圧縮なし
現場でエンジンをかけようとしたところ何か変・・・あらら圧縮なし。ヘッドカバーを開けてみるも特に異状なし・・・さて、どうするか。
後日、斎藤製作所に電話して事情を話すと開口一番、バルブがゴミをかんでいる可能性もあるので、タペットを緩めてバルブを手で動かしてみて・・・、また、今後のこともあるので、自分で色々やってみて・・・との返答。
やる気はあるのかと思いながら、電話を切り、言われた通りにすると、何と圧縮が回復。小さなエンジンなのでデリケートな部分もあるようです。嘘のような本当の話でした。(2015年1月19日)

快調
エンジンは慣らしが進んで快調に回っています。スロットル中開度で回転が高く少し飛ばし難いので、(スロットルカーブを調整する前に)機械的リンケージを見なおして修正。機械的に解決するのが基本です。(2015年2月21日)




(製作編)

やはり4サイクル
フライベビーはガソリン機で長らく飛ばしているが、スタイルも飛びも飽きない機体。また、ゆっくり飛ぶので着陸も楽々で機体の寿命も長いのも魅力的。
手軽な4st30クラスの機体を考えてみたが結局はテトラの同じシリーズの30を購入。エンジンはSAITOのFA30SH。実はグローのSAITOエンジンは初体験。どんな音がするのか楽しみです。
胴体
胴枠の加工に極楽トンボさんから頂いた工具が活躍。綺麗に整形できます。
構造が簡単なので胴体はすぐに完成。親分と比べると随分小さいです。(2014年10月26日)

燃料タンク
エンストの可能性を低減するためにバブレスタンクを準備した。メーカー指定のものなので胴体内に綺麗に納まります。しかし・・・今時、バブレスタンクを買う人いるのかな?
主翼進行中
テトラのキットは作りやすく、指示通れば楕円翼が完成します。精度が高く治具を使うので図面がなくても正確な翼になります。
製作の基本は定板の上で重しで押さえながら接着すること。
主脚の構造上、主翼下面に主脚ステーを固定するが、これが単なるビス留め。耐久性が疑問なので、M3ねじを受ける爪付ナットを埋め込んでおいた。
エルロンを製作して、全体の微調整をすれば主翼の生地完成になります。(2014年11月3日)
生地完成
エルロンを取り付けて、尾翼周りを組み上げて生地完成。主翼を胴体に固定するダウエルの位置決めは毎回神経を使います。0.5mm程度の厚紙を挟んでクリアランスを確保。主翼の取り付け/取り外しはスムーズに行えます。
防火壁にエポキシを塗布して燃料の侵入に備えます。
この機体は、SAITOのFA30SHに対応しており、エンジン搭載も問題なし。
主脚を仮組み、穴の位置もバッチリ。タイヤはマトリクスの直径62mmを使用。適度な弾性でショックの吸収性が良いタイヤです。
全体を組み立て、建付けも良く上手くいっています。飛びの良さが窺えるデザインです。
次はサンディングへ。(2014年11月8日)
フイルム貼り
この週末は天気が悪く、お蔭でフイルム貼りがほぼ終了。フイルムは、90クラスと同じオラカバのダークブルーとフライトイエローを使用。楕円翼なので翼端の処理が難しいが、今回は皺もなく上手く貼れました。
胴体のストリンガー部分はアイロンとヒートガンを使って慎重に作業。ここも上手くいきました。
残りはラダーの動翼、オラカバの白が手元に無いので本日はこれで終了。(2014年11月30日)
機体完成
尾翼、動翼を取り付けて機体が完成。主翼を部屋の中で組み付けることができるので作業はかどります。
フイルムの弛みが散見されるのでタイミングをみてアイロンをかける必要あり。
ぎ装
以前、HKから取り寄せた妙にリアルなパイロットが搭乗。スケールは合っているはずです。
コックピットの周囲に取り付ける縁飾り、東急ハンズで見つけた革製の飾りが良さそうだが上手く取り付くか・・・。(2014年12月3日)

コツコツと
カウリングのエンジン開口は毎度悩ましい作業ですが、冷却性やメンテナンス性を考えて思い切ってカットします。このカウリングは粘りがあってハサミでカットしても割れることもなく、エンジンの振動に対して耐久性があるハズ。
エルロンサーボの延長コードは、いつものように接触不良を嫌って直接半田付け。
メカ搭載
この機体はエンジン機で振動の影響を受け易いので、オーソドックスなリンケージを採用。サーボはHitec HS-81を使用、メカ室には十分な余裕があります。
縁飾り
コックピットの周囲に皮紐を取り付け。接着剤にはスーパーX2を使って地道に貼りつけていきます。Mr.スクラッチビルダーさんから教えてもらったやり方で上手くいきました。
電源スイッチはコックピット内に配置、計器盤も取り付けて一応形になりました。
完成
文字と機体番号を貼りつけて〜完成!飛ばせる状態になりました。
親分と比べるともちろん小さいですが、単独で見ると結構なボリュームで存在感があります。
初飛行は来年早々かな・・・。(2014年12月14日)


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