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◆ダイナフライト「TALON」

この機体はオークションで偶然見つけて最低価格で入札して放置、が・・・意外にもそのまま落札になってしまった。
クロステールとVテールを選択できる。Vテールのデザインは今一なのでクロステールのフライングテールで製作。
バルサの質は・・・良くないです。例えば、主翼リブ、片翼づつ2枚のバルサ材にダイカットされているが、2枚のバルサ材は持っただけで分かるほど重さが異なっている。片翼のリブ組が7g、もう一方は15g。
また、主翼の前縁材は一方が3g、他方が10g・・・等々、強烈です。
主翼
極力左右で同じ重さになるように部材を組み合わせて製作。
ハードバルサ(フュリッピンバルサのような感じ)にはマチ針も貫通せず、瞬間接着剤が上手く機能しないこともあった。
硬化促進剤を併用したりタイトボンドに変えたりと、結構たいへん。
・・・そんなことで、真っ直ぐな翼を作るのは難しかったが、今のところはソコソコの出来映え。
胴体
六角形の胴体、この作り方は参考になります。この段階でエレベータ用のノイズレスチューブを組み込み済み。
週末にはサンディングできそう。(2008年3月27日)
サンディング
飛行場でサンディング、バルサの質の問題もあり作業にも身が入らない。それでも表面が滑らかになっていくに従って少し愛着が湧いてきた。
サンディングはほぼ終了。ラダー、エレベータも完成。重量225gだが、間違いなくテールヘビー。お陰で、どう作っても完成重量400g以上になってしまいそう。(2008年3月29日)
フイルム貼り
フイルムは手元に残っていたオラカバの黄色をベースにして、主翼とエレベータの裏面を白色とした。
フライングテールのエレベータは左右を連結した後にフイルム貼りとなるので、しわ無く貼るのは難しかった。
ほぼ完成
フイルム貼りしてみると良く飛ぶ飛行機であることを実感できる。
しかし、今回のバルサの質は酷かった。とどめは、エルロン材の一方側が10gで他方側が20g。重い方はかなり肉抜きをしてつじつまを合わせた。
機首に鉛を埋め込んでほぼ重心が合うように調整。
残すはリンケージとプロポの設定となった。
5月の連休中に近くの山に行くことになっているので、この時が初飛行になる予定。(2008年4月6日)
メカ/バッテリ
受信機:コロナ 4CHシンセサイザー受信機RP4S1
サーボ:エレベータ WPの084、エルロンJR306
バッテリ:リポ2セル+レギュレータ
重量:テールヘビーで機首に鉛を入れたので結局420g
受信機は、4CHシンセサイザーというのが珍しく購入。電動機に使ってみたが遠距離で少しノイズを拾うことがあった。
無動力で近場でしか飛ばさないこの機体ならば問題ないと思うので搭載してみた。
機首部はハッチをつけたのでバッテリの出し入れが容易になった。ハッチはゴムで機体に固定するようにした。
初飛行
本日、午前中に少し時間が取れたので、海岸に出かけて初飛行を行った。
フライングテールなのでエレベータのニュートラル位置を探すことからはじめて、数回の飛行でおおむね調整がとれた。
途中から風が弱くなり、海岸線に沿って往復するのがやっとという状況。
しかし、さすがにスロープ専用機、非常に良く飛んだ。
まず、座りが非常に良いことに驚いた。エレベータ方向はEXPをかけたような挙動を示し、機体は非常に滑らかに高度を変える。言葉で表現するのは少し難しいが、これがフライングテールの特性なのだろうか。
飛行中の等速感も独特。機体は常に同じ速度を維持しようとする傾向が強く、お陰で非常に飛ばしやすい。
デファレンシャルは必須であり今回の設定値は50%。
走らせておけば浮いてくれることと、飛びそのものに粘りがあるので(これも抽象的な表現だが分かる人も多いはず)、少しの風があれば延々と浮いてくれるように思う。
バルサ材の質が悪く何度も製作を止めようと思ったが、これだけ飛べば文句もない(悔しいが)。
初飛行は満足できる結果になった。・・・で、少し雑になった作業、特にフイルム貼りは、少し手を入れて綺麗に仕上げようという気になった。チャンチャン。(2008年4月11日)
山で行方不明になりました。
T山で霧が深いにもかかわらず飛ばしていたところ、一瞬、深い霧の中に入ってしまい、そのまま行方不明になってしまった。
おそらく深〜い谷の底に引き込まれていったのであろう、残念でした。(2008年7月19日)
復活
実は8月の初めに山で発見。水分を吸ってしまっていたがフイルムを剥いで乾燥させると変形もない。
一部バルサを交換して接着部をチェックして再度被覆。今回はテックスフイルムを使用。黄色は花畑さんから分けてもらったソーラーテックス(カブ号に使用)、白はミニモアに使用したオラテックス。2種のテックスフイルムが混在したある意味贅沢な被覆となった。質感が違います。
受信機はコロナ8chを使用。胴体内はカビ跡を隠すために着色しておいた。準備OK。(2008年10月26日)



◆テトラ「HAWK15N」

強風時に飛ばせる機体があれば良いな〜と考えていた折りに、仲間のポルコさんのターメリックG2の飛びっぷりを見て急に欲しくなった。
ターメリックと同じ1.5mクラスということで、サーマル工房のベルーガも考えたが、昔の機体を軽量化して飛ばすという自分の方向性にあったものを見つけた。模型屋さんに長期在庫(?)になっていたホーク15である。
強風スタント機というふれ込みで、強風スロープでループ/ロール/背面飛行ができると書いてある。胴体の側面積があるので高度をとってダイブさせて低空ナイフエッジで抜けていく・・・というのもできそう・・・と勝手に想像しながらレジへ。
20年以上前の設計であり、箱の中から取り出した青焼き図面は一部が変色し、バルサを束ねた輪ゴムは切れていた。いい味がでている。バルサの質は良い。
普通に製作すれば800g位になるようだ。今回は保険の意味でモータを搭載しようと考えている。軽量メカ、3セル1200mAhのリポを使えばモータ付きで800gを切れるかもしれない。ネット上に製作記事を見つけるのも難しい機体なので情報不足。
メカは2機ある複葉機のうちの飛ばす頻度の少ないアルチメイトから拝借する予定。(2008年1月16日)
胴体の製作
胴体はオーソドックスな箱形、コーナー部には三角バルサが使用されているのでかなる削り込むことができる。
モーターの取り付け方法が問題、今後の作業を容易にするために防火壁に大きな穴をあけておいた。
モーターは2215クラスをバックマウントで使用する予定だが固定方法には工夫が必要。
主翼の製作
主翼は最近よく使う方法を採用。まず、右翼を定板の上で製作、左翼は右翼を治具にして組み上げて接着する方法。勿論、スパー部分はセロテープを貼って両翼が接着しないようにしておく。
これにより左右対称な(ねじれも含めて)翼が完成する。
主翼の前縁のプランク時にはアルミアングルを治具として極力真っ直ぐな前縁になるように配慮した。
この主翼は2度の捻り下げが設定されている。捻り下げにより多少吊り気味に飛ばしても失速しないはず。
主翼のプランクがほぼ終了。胴体と合わせてみると、薄翼のエンジン機といった形状。いつの間にか普通の電動機のように飛ばしている・・・といったことにならないことを祈るばかり。(2008年1月28日)
生地完成
サンディングを残して生地完成!
主翼:190g、胴体/尾翼:155gで合計345gとなった。尾翼周りはバルサブロックの固まりなのでかなり削り込むことができる。
メカ類は、
モーター/ペラ:100g、アンプ:30g、サーボ×4:50g
受信機:10g、電池:100g
とすれば約300g。これにフイルム50gを加えると、700g位で仕上がるかもしれない。
(2008年1月30日)
サンディング
飛行場でサンディング。本日居合わせた木工職人(本人曰く)Oさんが尾翼周りの作業を手伝ってくれた。
木材に関する講釈をたれつつも(笑)腕は確かであり、非常に細かい作業を行ってくれたお陰で綺麗な形状に仕上がった。感謝感謝!
本日大方の作業が完了。あとは組み立てた状態での修正作業を残すだけになった。
部屋で仮組みして重心位置をチェック。モータとリポ電池を搭載してほぼ指定の重心位置になった。電池の収納スペースは広い(前後方向に)ので重心の調整は簡単。極端なテールヘビーを心配していたので、ここで一安心。
機体のみの重量は345g、今回はキャノピー17gを加えての重量なので、本日のサンディングで17gを削ったことになる。(2008年2月2日)
整形
主翼と胴体の連続部はこんな感じ。
機首部はモータ搭載用に加工。
バルサブロックを大まかに整形後、上下に分割してモータ用のスペースをくり抜いて再度接着。
前面に航空ベニヤを貼り付けて整形。この作業は瞬間接着剤の使用を最小限にするためにタイトボンドを主体に行った。これにより瞬間接着剤でバルサが硬化してサンディング時に段差が上手くとれないことを防止できる。
モータはバックマウントで固定する方法を採用。
ベニヤ板でバックマウントを製作。所定のサイドスラスト/ダウンスラストになるように取り付け位置を決定した。
折りペラは9×5を予定しているが、この場合、リポ3セルで12A程度流れるハズであるがパワー不足の感じがする。
スピンナーは30mm。(2008年2月6日)
フイルム貼り直前
細々した作業を経て、最終的なサンディングを終了。搭載メカは、
モータ:PULSO2215
アンプ:HP20A
サーボ:WP15g×2、GWS10g×2
受信機:コロナ8ch
を予定。機体と合わせて実測536gとなった。リポ3セル100g、フイルム100gとして750g弱となる予定。フイルムは草地への着陸を想定してオラカバを考えている。
この機体はキャノピをのぞけばプラスチック部品が無い。自分で削り込む作業が多く製作を楽しむことができる。
バルサキットは機体の構造を自由に変えることができるので、モータに合わせた強度を確保した上で軽量化が可能。納得いく機体に仕上げることができる。このような機体は愛着がわき結局長持ちする。(2008年2月11日)
フイルム貼り完了!
胴体はホワイト、主翼の表はオレンジで裏はホワイトのフイルムを貼った。オレンジは部屋の中ではよく目立つ。
主翼は1.5mの一枚ものであり、部屋の中でのフイルム貼り作業は結構大変。
あとはリンケージを残すだけになった。来週には初飛行ができるかもしれない。(2008年2月17日)
フイルム貼り後の重さを測定。機体と全てのメカを含めて(電池除いて)、生地完状態536gが606gとなった。フイルムで70g増えたことになる。(2008年2月18日)
リンケージ
エルロン/エレベータは1mmのピアノ線とフレキシブルチューブでリンケージ。フレキチューブは胴体の組み立て時にあらかじめ組み込んでおいた。エルロンも1mmのピアノ線でリンケージ。
強度的には問題ないと思われる。
電池搭載
キャノピはアーバンXC等と同様にカーボンロッドを使って固定する構造を採用。取り付け/取り外しがワンタッチでできる便利な構造。
電池はベニア板で作ったベース上に固定できるようにした。胴体スペースに余裕があり、重心合わせのために電池を前後方向に移動できる。
初飛行
初飛行はいきなり強風スロープの中で行った。
仲間に機体を投げてもらうと軽々と上空へ、トリムはほぼ合っていた。
ダウンを入れると思ったよりも良く走る。本日はループ、ロール、背面が出来ることを確認できた。ロールは思いの外軸が通るので気持ちがよい。
着陸はスポイロンを設定をしていないので強風の中では高度処理が難しく苦労した。何度かトライして上手く斜面に降ろすことができた。
2度目はプライヤをウエイト代わりに載せて飛ばしてみた。速度も上がり飛ばしやすくなった。ウエイトを追加できるように胴体を改造する必要がある。
初飛行は大成功、設計図面の通りの重心位置/舵角で問題なく飛んだ。
機体の強度が高いので多少ラフな着陸をしても壊れることはなく、寿命の長い機体になると思う。
ウエイト
本日の強風の中では機体の重さが必要であることを痛感した。
ホームセンターをうろうろしていたら大きなネジナットが目に入った。ボルト1本とナット3個で約170g。
胴体の空きスペースが大きいので、こんなものでも余裕で搭載できる。固定方法は思案中。(2008年2月23日)
調整
ベニヤ板でボルト貫通孔を形成した縦壁を重心付近に固定して、ウエイト代わりのボルトナットを締めて固定する構造とした。
ボルトの長さの関係で3個のナットを取り付けることが可能だが、長いボルトに変えれば更にナット数を増やして重量増も可能。
基本重量は、主翼:278g、胴体:396g、電池:108gで合わせて782gとなった。これにウエイトを加えたフル装備状態で950gとなる。
舵角は設計図面に指定の通り。
エレベータ:±8mm
ラダー:±23mm
エルロン:±9mm(これにデファレンシャル30%を追加)
飛行
本日は昨日よりも更に強風、Yさんから昔のタミヤの2m級グライダを急遽復活したとの連絡があったので、ホークのテストも兼ねて海岸へ。
ホークはフル装備の950g、Yさんの機体は1300g。飛ばすのをためらう程の強風だったが、2機とも高速で飛んでくれた。
ホークは上空からダイブしてロール、ループを繰り返したが翼の強度は問題なし。
10分も経たないうちに寒さのために我々がギブアップ。早々に片づけて帰路についた。
これでスロープ時の調整は完了。(2008年2月24日)

動力性能
初飛行は強風の中だったので動力性能をチェックする機会がなかったが、引きが弱いのは確かであり改善が必要。
モータはPULSOの2215(KV=1000)を使用しているが。最初に取り付けたグラウプナ9×5(S6/R2)では3セルで11A(120W)。ペラサイズを上げようとしたが、S6/R2のペラでは10×8になる。
これはさすがに過負荷と思われるので、ハブを交換して10×6(S8/R3)に変更した。このペラでは16A(170W)となった。
経験的に1000g→200Wが気持ちよく上昇する目安。計算上、機体重量780gの場合は156Wになる。
今回の170Wは満足できる出力、明らかに引きが強くなった。(2008年2月27日)
電動機
本日は飛行場の風の状態が悪く浮く気配もなく、電動機として飛ばしてみた。
ロール/ループは軽々とこなし、逆宙返OK。ローリングサークルも簡単にできる。ナイフエッジは高度維持が難しく・・・残念。
動力性能は問題ないが、強風の中をフルスロットルのまま飛ばしてしまいモータが熱ダレしてしまった。
ファンフライ機で使い倒したモータでベアリングが不調なのも問題。別のモータに交換予定。(2008年3月2日)

微調整
ホーク15Nは電動機として飛ばす機会が多いので、PCM9XIではACROタイプを選択。着陸時の高度処理のためにフラップを跳ね上げるように設定。AUXレバーの中立位置より上でフラップが作動するように、プログラムミキシング1を使ってAUX3→FLAPチャンネルにミキシングをかけて、フラップミキシング位置と量を細かく設定できるようにした。
実際に着陸時にフラップを跳ね上げると、機首が上がると同時に機速と高度が下がる。この挙動は緩やかで効果大。着陸が容易になった。
もう一つ気になったのがエルロンのトリム量が多い点。飛行場で見てもらったら主翼が捻れていた。う〜ん、フイルムを張る際に捻れたのであろうか。ヒートガンを使って逆方向に捻っておいた。効果は次の飛行でチェック。(2008年3月3日)
キャノピー塗装
キャノピー、最初はシルバーのカッティングシートを貼り付けたが視認性が悪くすぐに剥ぎ取った。
暫くは透明のままとしていたが締まりがないのでライトブルーに塗装してみた。これによりいかにも古い機体という雰囲気がでた。
ウエイポイント1300mAhのリポ電池を購入。この電池、安いが性能が良い。
ちなみにスカイカンガルー号に積んで飛ばしてみると、ホバリングから垂直に上昇できるようになった。
電池は新しいのに限るようだ。
本日、ホーク15は快調。主翼の捻れを修正したお陰でほぼノートリムで真っ直ぐ飛ぶようになった。電動機としてグリグリ飛ばした後にサーマルに乗って上昇、なかなかの性能です。(2008年3月15日)
ショック!
ウエイポイント1300mAhのリポ電池を搭載して飛ばしてみた。やはりパワフルでストレス無く飛ぶようになった。
本日の収穫はロール、今までに(他の機体でも)経験したことがない綺麗な3回転連続ロールができた。
まぐれとはいえ、ロール軸、ロールレートともに完璧であった(自画自賛)。気分良く調子に乗って飛ばしていたところ・・・
突然、モータからハブがはずれてペラと一緒に山中に消えて行った。買ったばかりのペラなのに・・・。幸い機体は無傷で帰還。
人にはペラの固定をしっかりやるようにアドバイスするが、まさか自分の機体でこうなるとは・・・ショック!(2008年3月16日)



◆サーマル工房「ライハー」

初飛行
重心を合わせるために機首に65gのウエイトを追加。全備重量1100g弱になった。
飛行前のチェックでアンプがブレーキOFFになっていた。説明書を持参していないので現場で設定できず、初飛行はこの状態で行った。
Tさんに手投げをお願いしてモータON。機体は素直に上昇、トリムを合わせて上空を走らせてみた。変な癖はない。ペラが停止しないので機速は上がらないが、舵は良く効き、ラダーを使えば小さな旋回も可能。暫く飛ばして着陸へ。
スポイロンを最大に作動させると素直に高度が下がってくる。この状態でラダーを操作して着陸コースに入れ着陸寸前でスポイロンを緩めて着陸。
初飛行はモータのブレーキが作動しなかったので完全とは言えないが、非常に飛ばしやすい機体であること、走らせると良く浮くこと、スポイロンは良く利くことが分かった。
遅れてやってきたMさんがブレーキONのやり方を知っていた。ラッキー!
2度目もTさんに投げてもらった。上空でモータOFFにすると今度はめでたくペラ停止、エレベータダウン方向にトリムを取り直して上空を走らせると結構速度がでる。メーカ指定の舵角は私には大きく75%にキックダウンすると良い感じになった。
アーバンXCに比べて運動性が良い。エレベータ方向は敏感であり胴体の長さが30cm近く短いのが原因と思われる。
また、機体を大きくバンクさせると失速に入りやすいように感じる。機体に慣れれば危険なバンク角が分かってくるが、暫くは慎重に飛ばす必要がある。
ガル翼の独特の形状は何とも言えない雰囲気を持っている。時間をかけて製作した甲斐があった。
しかし問題もある。機体色のアイボリーは上空では視認性が悪く、一瞬、姿勢が分からなくなることもある。垂直尾翼に赤のマーキングを入れれば違うと思う。
この機体、走らせておけば浮きが良いので一度上空に上げてしまえばサーマルが無くても長時間の飛行が楽しめる。途中でロール、ループに挑戦しようかとも思ったが、カンザシの強度が心配なので断念。そして着陸へ。1回目と同様にスムーズに高度を落とすことができ綺麗な着陸ができた。飛行前は着陸を危惧していたが意外に簡単。2回の着陸で機体はほぼ無傷。
エルロン、ラダー、エレベータの舵角のバランスを調整すれば非常に飛ばしやすい機体になる。
この機体、製作過程を楽しむことができスケール機でありながら飛行性能も申し分なく、良い機体です!(2007年5月20日)
マーキング
胴体に機体番号をハーケンクロイツを入れた。デザイナーTさんの事務所に押しかけて現物合わせでデザインを起こしてカッティングしてもらった。カッティングマシンは数百万円のプロ用なので小さな文字まで綺麗にカットできる。正式に発注すればウン千円のものを吉野家の牛丼で許してもらった、感謝感謝。
これで一気に1930年代の機体に変身、さらに視認性もアップ!!
重心位置
何度か飛ばしたが少し後ろ重心気味なのでウエイトを追加。トータル100gになった。この状態で重心位置を正確に計ってみると前縁から65mm(指定重心は65mm〜75mm)。
ペラ交換
折りペラ9×5で電流値を計ってみるとMAX12Aしか流れていない。これは少なすぎだろうと考えて10×8に交換してみると20A。これでかなりの角度で上昇していくハズである。
最近は天気が悪く飛ばすことができないのが残念である。(2007年7月8日)

ペラ交換
重心位置調整およびペラ交換後の初飛行。重心位置はバッチリ、エレベータがほぼ水平でトリムが合った。上空での走りと浮きが上手くバランスしてきた。旋回もスムーズで旋回時に失速することもない。
ペラ交換は正解で高度を稼ぐのが楽になった。かなりの角度で昇っていくようになった。これで今まで気になっていた点が全て改善され、調整完了(2007年7月22日)
やってしまった!
最近はライハーを山に持って行く機会が多く、飛行性能は必ずしも感心しないが目の前を走る姿はなかなかのもの。
本日は強風の中を翼を撓ませながら飛行後、着陸時に山の裏側に吸い込まれるように落ちてしまった。
被害は、胴体が割れ、カンザシが折れ、片側の主翼のエルロンサーボが作動不能になった。主翼は何と無傷、衝撃はカンザシが吸収してくれたようだ。
胴体の修理は少し手間がかかるが可能である。これだけの被害で済んだのはある意味奇跡である。(2008年10月11日)
胴体の修理完了
破損箇所は裏側からグラスを張って補強。表面はポリパテで埋めてサンディングを数回繰り返して表面を仕上げて塗装作業。部分塗装なので元の部分との色の違いが出てしまうが仕方ない。
一方で、主翼のカンザシ受け内には折れたカーボンロッドが残っている。簡単には抜けないような予感。(2008年10月13日)
カンザシ抜けました
左翼のカンザシ内に折れて残ったカーボンロッドだが何とか抜くことができた。
まず1.5mmドリルで20mmくらいの穴をあけ、瞬間接着剤を塗った1mmピアノ線を差し込んで硬化促進剤を塗布。
プライヤーで一気にピアノ線を引っ張ると上手く抜けた。(2008年10月18日)
ほぼ復活
胴体は修理完了。機首のモータカウルはプラパテで整形して再塗装。主翼を点検したところ片側のエルロンサーボが破損した以外は無事。
カーボンかんざしはアーバンXCと互換性があるのでこれを使用して部屋で組み立ててみる。幸いアライメントの狂いもなく良好。エルロンサーボ交換とカーボンかんざし購入で基本的に飛べる状態になる。
ライハーの飛びは今一歩納得できないので、今回は重心を指定位置に戻して再調整してみようと考えている。(2008年10月26日)


    (最初)

翼幅2.5mの第2弾はサーマル工房ライハー」に決定。ガル翼が特徴の古典機。
胴体FRP白ゲルコート仕上げ、主尾翼レーザーカットなので製作はサクサク進むはず。胴体は思ったよりも軽量。
アーバンXCと並べてみると胴体のボリュームがよく分かる。(2007年4月6日)
メカ類の選択
モータはKKホビーのPULSO KA22-20L 、これはスナイパーやピッツで使用中の2215M(トリムコーポレーション扱い))と同じ系列のモータ。大きさはアーバンXCで使用したハイペリオンのG2220とほぼ同じ。高性能なことと安価なことが選択理由。
アンプはやはりKKホビーのHiModel ESC PROFESSIONAL-25A、モータ購入だけでは送料がもったいないというのが最大の選択理由だが、リポ3セルでBEC2Aで標準サーボ4個までOKと明記されているのも選択理由。
受信機は手持ちのハイペリオン/ベルグの6chを使用予定。他の機体で同じ受信機を使用中、これまで一度もノーコンになったことが無く信頼できる。
サーボはアーバンXCで実績があるGWSのNARO PLUS BB(10g)を使用予定。エレベータ/ラダーには15gサーボが指定されているがアクロバチックに飛ばす性格の機体でもないので10gサーボで問題は起きないと思う。
リポ電池は手元にあるHP1800mAh3セルを使用予定。
あとは折りペラ9×5とステルスハブ、オラカバ2本を調達すれば基本的にOK。(2007年4月10日)

メカ類準備完了
折りペラとステルスハブ以外は全て揃った。
2220モータはGWSの003モータと並べてみると差は歴然。(2007年4月12日)
主翼製作
主翼は(一部を除いて)フルプランクとなる。内翼と外翼を別々に作って最後に接着する方式。プランク材は1枚分がレーザカットされている。更に、プランク材は前後でバルサの硬さが異なっており、前縁側がハードバルサで後縁側がソフトバルサである。良く考えた設計がなされている。
スパー、リブはプランク材上で組み上げていく方式。簡単に高精度の翼ができる。これまで製作したレーザカットのキットの中で最高ランク。感心しながら組み立てているうちに形になってきた。(2007年4月17日)
生地完成!
主翼を接合してサンディングを行った。細かな仕上げは必要だが概ね完了。
胴体に主翼を取り付けてみると・・・見事なガル翼になった。想像以上に綺麗というか格好いいです。
Scale Soaring UKというサイトでライハーの記事を発見。
ライハーはI型からIII型まで存在、実物は存在しないが当時の資料から色はブライト・アイボリーに違いないようだ。(2007年4月21日)
サンディング完了
機体を飛行場に持参して仮組みした状態でサンディングを行った。
その状態で暫く放置しておいたところ事件発生。片翼が撓ってしまった。材木に造詣の深いOさんによると水分が蒸発してバルサの本来の性質が出てしまったとのこと。
仕方ないので思い切って2カ所にスリットを入れて真っ直ぐにした後に薄いバルサ材を入れて接着、最後にパテ埋め。余分な時間がかかってしまった・・・。

モータ固定
モータは指定のものよりも長いのでモータマウントを後方にずらして接着。モータのシャフトを長いのに交換してマウントに固定。カウリングとの干渉もなくステルスハブを上手く取り付けることができた。
フイルム
写真では分かりにくいが胴体の白色とプラスチック部品の白色は明らかに色が異なり違和感がある。
主翼/尾翼をクリーム色のフイルムで貼り、胴体等は近い色を探してスプレー塗装しようと考えている。フイルムはオラカバのクリーム色を入手した。
ついでに胴体の合わせ部をパテ埋めする予定。
キャノピーの塗装が問題。これまでマスキングテープを使っての塗装の経験が無い。聞くところによると「マスキングゾル」という塗布タイプのマスキング剤が便利とのこと。試してみよう。(2007年5月2日)

フイルム貼り完了
フイルムを貼った後に仮組みしてみると良い感じになってきた。主翼の捻れを修正した跡が心配だったが幸い目立たなかった。この時点で重量を測定してみた。
主翼:362g
尾翼:56g(ラダー18g、エレベータ38g)
胴体:220g
プラ部品:31g
モータ類/アンプ/サーボ/受信機:178g
バッテリ:140g                 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計:987g
指定重量は970〜1030gである。胴体の塗装による重量増とリンケージ関係の重量を加えると上限の1030g位に落ち着きそうだ。(2007年5月5日)
リンケージ
エルロンのリンケージ完了。ラダー/エレベータのリンケージは胴体の塗装後に最終調整。
胴体のパテ埋め完了。(2007年5月9日)
塗装
胴体とプラスチック部品の塗装完了。主翼のオラカバクリーム色とは微妙に色が異なってしまう。カンプレーを使う限り仕方ない。
コックピットはライトグリーン色にした。胴体に主翼を取り付けてみると雰囲気が出る。白色にするよりは断然クリーム色の方がスケール機らしい。塗装して良かった・・・と感じた。キャノピーのガラス枠の塗装が残るのみ。
リンケージは全て完了。完成まであと一息。(2007年5月13日)
キャノピーの塗装終了
キャノピーをベース部材にスーパーx2で接着後、胴体の形状に合わせてトリミング。この作業は根気が必要で胴体との間の隙間が均一になるように調整したが・・・なかなか難しい。こだわるとキリないです。
ライトグリーンのコックピットが少し目立つかなと思っていたがキャノピーを取り付けるとイメージ通りになった。
残る作業は@電池搭載部の加工A受信機の固定B機体番号の製作。先が見えてきた。(2007年5月16日)
機器
モータ:KA22−20L
ペラ:9×5
アンプ:HiModelプロ25A
電池:HP1800mAh3セル
受信機:ハイペリオン/ベルグ
サーボ:エレベータ/ラダーJR375、エルロンGWS NARO PLUS BB×2
設定情報
エレベータ:アップ13mm、ダウン15mm
ラダー:左右55mm
エルロン:アップ20mm、ダウン10mm
スポイロン::アップ側35mm
重心:前縁から65−70mm
以上で完成(2007年5月19日)



◆サーマル工房「アーバンXC」

飛行場の環境に合わせて大型の電動グライダーを製作することにした。候補はヨシオカ「ルフト」、サーマル工房「アーバン」シリーズ。ルフトは仲間が作ることになっているのでアーバンシリーズを検討。
幸いアーバンの2mと2.6mの両方を飛ばした仲間がおり、やはり2.6mが絶対的に浮きが良いようだ。ちなみに上手く軽量化することで800g(電動時)に仕上がるようだ。これは良いということで結局XCを購入。
手元にサギッタ900がある。これは胴体がベニヤ製であり聞くところによると初期型とのこと。機首が細いので電動化するのが難しそう。重量は嵩み、生地完までに削る部分も多く製作には相当の気合いが必要。
<比較>
仕様 サギッタ900 アーバンXC
全幅mm 2510 2530
全長mm 1200 1372
面積dm2 58.1 47.7
翼形 E205 S3021
重量g 1400 950(電動時)
参考までに箱、図面を除く材料の重量を計ってみると
サギッタ:1000g
アーバン:865g
であるが、サギッタはリブ等がバルサシートから既に切り離されている。一方でアーバンはレーザカットされたバルサシートがそのまま入っている。
材料を見ると隔世の感は否めない。いつかはサギッタ900を製作とは思っているが、今回はアーバンに活躍してもらうことにする。(2006年9月10日)
<メカ選定>
早くからXCを飛ばしているYさんに問い合わせたところ、サーボは8〜10gクラスで十分、スポイラは有った方が有利とのこと。受信機はメーカ純正が安全なので、
サーボ:GWSのNARO PLUS BB ×4、WPのW150(スポイラ)
受信機:JRのR600
とする。
パワーユニットはスピード400+ギヤダウンが指定されている。手元にコスモテックの遊星ギヤがあったので重さを計ってみると104gあり意外と重い。今回はブラシレスを考えており、HPのG2220 シリーズを使用。重量は88gなので多少ウエイトの追加が必要になる。大きな推力は不要、リポ2セルにするとHP-G2220-10では、
 ペラ 電流 回転数
Aeronaut CAM 10.0x8.0 21.3 6795
Aeronaut CAM 11.0x6.0 21.5 6780
The Great Electric Motor Testで類似のデータを調べてみると、推力は約800g程度(大きすぎ?)。これならいけそう。結局、
モータ:HP-G2220-10
アンプ:HP30A
に決定。ペラは、手元にあるGraupner CAMの10×8又は11×8で良さそう。(2006年9月12日)
モータ/アンプ類が全て揃った。モータは機首に余裕で納まる。このモータで300WまでOK(らしい)。
水平尾翼の幅はステラノーヴァの主翼幅よりも大きいのが笑える。逆に言えば小型機がますます小型化しているということか・・・。(2006年9月16日)
(製作)
台風13号の上陸で連休中は製作に没頭。
キットのバルサは高品質。レーザカットのキットを製作するコツは仮組みして構造を完全に理解してから接着を始めること。これを守れば、正確な機体を作ることができる。
さすがに2.6mの主翼を作るには時間がかかり、集中力を維持するのも大変。
前縁を成形すれば主翼を連結して生地完となるが、片翼1.3mにもなるので、その後は狭い部屋の中であちこちをぶつけながらの作業になる。
部屋の中で仮組みしてみたが2.6mはデカイ!(2006年9月18日)
生地完→サンディング→フイルム張りと作業は少しづつ進行。特に難しい点はないが、モータ固定に少し工夫が必要。今回使用するモータのリード線はモータ先端のテーパ部から出ているが、保護用シュリンクチューブが邪魔になり、機首に上手く納めるのが難しい。そこで機首部の上側をカットし、補強のためにカーボンロービングを施し、リード線はロービングとモータ固定用のカウリングとの間を通す構造とした。
フイルムは白と黄色の2色とした。仮組みしてみると室内で全景を撮るのが難しい大きさになる。参考のために重量を測定。
主翼2枚:300g
胴体+キャノピ+主翼カバー:170g
エレベータ+ラダー:50g
受信機+サーボ+アンプ:110g
モータ+ペラ:120g
--------------------------------
合計:750gになり、リポ電池を100gとすると850g、説明書に記載の重量にピッタリ。
スポイラのリンケージは完了したので、サーボの固定とリンケージ。先が見えてきた。
(2006年10月7日)
ほぼ完成状態になった。
重心をチェックしてみると、思ったよりも後ろが重く、120g位の電池でバランスを取る必要がある。胴体の後部をもう少し削れば良かったとか、ワイヤリンケージにすれば良かったと思うが後の祭り。
モータのデータから考え、リポ2セルでは11×8ペラで25A(170W)程度流れるはず。200W/kgで軽快に飛ぶと聞いているので、期待がもてる設定。
モータは、送信機のAUX3レバーでリニアにコントロールできるようにした。
来週は初飛行できそう。(2006年10月15日)
問題発生!!
ペラを付けてモータを回して見ると、特定の回転数(4000rpm位か)で「ガガガ」という異音が発生。原因を考えてみると、
カンとステータの接触:特定の回転数だけで干渉するというのも考えにくい。
ペラの共振:コスモテックのプロペラハブはペラに貫通するピンが細く華奢。試しにOK製ハブ(PH4S8)にグラウプナ12×6を購入して取り付けて回してみたが結果は同じ。
ここでエアクラフトから問い合わせに対する返信あり。「ベアリング」に不具合があるようだ。そういえばこのモータは少し前から品切れになっており、これが原因か。部品の調達の関係で一ヶ月待ってくれとのこと。ゲェ〜。11月の終わりになると寒くて飛ばせないではないか・・・。ベアリングは日本製ではないのか・・・HPには日本製という記載は見つからなかった。残念。
幸い特定の回転数を過ぎると異音は発生しないので、騙しだまし初飛行を敢行しようか・・・と思っている。(2006年10月18日)
完成
リポ(2セルHP1800mAh)の固定台を1mm航空ベニヤと4mmEPPで製作。
キャノピーは胴体に貫通させたカーボンロッドに挿入することで簡単に固定できるようにした。固定ネジ不要。
重心調整のために機首に50gのバラストを配置(ウ〜ン残念)。結局、全備重量は940gになってしまった。
機体設定メモ
エルロン:上20mm、下10mm
エレベータ:上10mm、下12mm
ラダー:左右共33mm
重心:主翼前縁から88mm
初飛行
飛行前にモータの電流を測定。ぺラ:グラウプナ12×6、リポ2セルで23A(160W)、7000rpm。(推力は約1kg)
モータONで手投げすると軽々と上昇。トリムを合わせて上空を旋回。挙動は穏やかで非常に安定している。エルロンの効きは緩やかだがラダーではクイックな旋回が可能。やはりラダー機。
機体が大きいので上空での視認性は抜群。1.5mクラスに比べて遙かに操縦が楽である。
着陸はスポイラを立てると殆ど姿勢変化することなくスーと降りてきた。最後にスポイラを格納してソフトランディング。狭い場所での着陸も楽にできる。
2度目の飛行でサーマルゲット。辺り一面でサーマルが発生していたので誰が飛ばしても同じ(笑)。大きな機体が旋回しながら上昇する様は、癖になります。
正直2セルで飛ぶのか?であったが、あっさりと飛んでくれた。これもモータ/電池と軽量な機体のお陰。
今晩は祝杯をあげよう。(2006年10月21日)
<モータ交換>
異音対策した新しいモータが届いた。交換してみると・・・同じ症状。エアクラフトに連絡して3個目のモータを送ってもらった。エアクラフトには実際に回して異常のないのを送るようにお願いした。
3個目のモータでも低回転で若干異音が残っているが使用には支障なさそう。対策内容はベアリングを2個から3個に増やし、シャフト径を微調整したとのこと。一件落着。
気に入らない点が1つ。モータに添付されていたエアクラフトからのメモ。
「検証の結果、低回転域で若干のノイズは発生するが高回転域では問題なし」とのこと。1個目、2個目のモータの異音が「若干のノイズ」とは・・見解の相違か・・・。まあエアクラフトの対応に誠意が感じられるので良しとしよう。(2007年1月9日)
モータ交換後に実際に飛ばしてみた。異音は殆ど気にならなくなりスピードコントロールも自在にできる。本日は条件が良くなく、サーマルを捕まえることができなかった。
着陸時に胴体下面に傷が付くのは仕方ない。以前にYさんがスキッドを作ってプレゼントしてくれていたが、本日ようやく装着。どっちが前だろうか?間違っていたらスミマセン。これで胴体の損傷が最小限になり機体の寿命が延びる。(2007年1月14日)
危機一髪
飛行中にエレベータが作動不可になった。モータのON/OFFを繰り返し、最後にはスポイラを調整して無事に着陸。
サーボの基板が焼けてた。元々エレベータのリンケージは少し渋く気になっていた。これは製作時にフレキチューブの位置を上手く調整しなかったのが原因。初飛行から半年過ぎてピアノ線に塗ったグリスが硬化したためと、サーマル旋回中にエレベータのアップを長時間引きすぎて基板部品が発熱したためと考えている。
今回はフレキシブルチューブ内にたっぷり注油。以前よりは軽く動くようになった。サーボはJR375に変更、今度は故障しないことを祈る。(2007年5月4日)
またしてもサーボ死す
本日は好天に恵まれて辺り一面に大きなサーマルが発生。このような状況ではサーマル旋回をする必要もなく舵を切る度に高度が上がっていく。
高く上がりすぎたのでスポイラを上げて低空まで誘導中にノーコン状態になり100m位先に頭から墜落。
たまたま柔らかい場所に墜落したので、モータマウント破損、胴体前部の骨折、左側主翼の一部が破損、と奇跡的な軽傷で済んだ。
丁度1年前にエレベータサーボが死んだが、今回は何とラダーサーボ(GWSサーボ)、症状は前回と同じでサーボの中の基板が焼けていた。
早く国産サーボに交換しておけば良かった・・・とは後の祭り。飛行時間は27時間を超えているので、他のサーボも含めて機体のメンテナンスをしなさいという神のお告げのように思われる。(2008年5月3日)
修理完了
バルサ機だけに修理は簡単に完了。
リンケージは注油して滑らかに動くように調整。サーボは全てJR375に交換。これで安心して飛ばせる。(2008年5月8日)


飛行確認
修理痕はそれなりに目立つが失敗を忘れないために丁度良い。
飛ばしてみると、エレベータのトリムが少し狂っていた。またモータのダウンスラストが少し少なくなってしまったようで、モータONで以前よりも頭上げが顕著になった。指トリムで修正可能なレベルなので気にしないことにした。復活できてめでたしめでたし!(2008年5月20日)
リポ電池交換
リポ電池は2セル1800mAhを使用(2年経過)しているが最近パワーが出ないのでACのバーゲン品2セル2100mAhの2000円を購入。またヘリ用に持っていた3セル1800mAhをバラして2セルにしてみた。
パワーが全く違います。アーバンXCが垂直とは言わないが80度位の角度で気持ちよく登っていった。

エルロンサーボ故障
本日は気流が安定してサーマルも発生。サーマル旋回を調子よく行っていたらエルロンの利きがヘン・・・だましだまし着陸してチェックすると、右エルロンのサーボが死んでいた。サーボはGWS、エルロンはダイレクトリンケージなので大丈夫と思っていたが、飛行時間32時間になると寿命か・・・、サーボケースを開けてみると、前回のように基板ICが燃えているわけでもなく、原因は不明。
これでようやくJR純正のサーボに置き換わります。墜落しなかったのはまたまた(3回目の)ラッキーでした。(2008年11月22日)



ヨシオカ「クリスタルLONG」

第3弾はクリスタルVテール、EPのロングバージョン。
飛行場では根性無しと言われるのは必至であるが、軽量の機体で少し高いところでサーマルを探すのが面白いと思って入手。現在「プレスト」を飛ばしているが平地では浮きが悪く電動スポーツ機のようになってしまっている。
モータは2205クラス、リポ2セルを計画している。250g位になる予定。(2006年1月22日)
<製作>
レーザカットなので作るのは早い。注意する点は説明書を良く見ること。
主翼の製作時、関連する全ての部品を予め用意して仮決めし、その後、接着するという順序を守らないと、接着後に残りの部品をはめ合わせようとしても微妙に隙間があくことになる(私の失敗経験)。隙間にはバルサ粉を詰めて接着剤を流しておいた。2度目は完璧に作る自信あり。
主翼は追加の補強を全くしていない。グライダの師匠によれば、強めのショックコードで引き上げないのであれば補強は不要とのこと。
モータはハッカーA20-34S、リポ2セル(PQ400mAh)を予定。胴体の幅があるので、幅広で使いづらいPQ400を載せることがでる。
生地完成の状態で、主翼+尾翼:73g、胴体:112g(モータ+ペラ+リポ含む)、アンプ+受信機+サーボ:30gで合わせて215g。
残りは被覆オラライトの重量。説明書に記載されている220g〜280gはウソではないようだ。軽い!(200年2月1日)
リンケージを残して完成。
フイルム被覆後の重量は主翼:85g、胴体+モータ:79g、メカ:29g、ペラ:14gで合計207g。これにリポ電池(PQ400mAh):30gを加えると237gになる。リンケージで若干の重量増があるので240gで完成となる。
フイルム被覆のために今回は新しく裁縫用のアイロン(東芝製)を購入した。加熱面のテフロン被覆がしっかりしており何よりも小型で取り回しが楽になった。お陰でフイルムをきれいに張ることができた。道具は大切。(2006年2月4日)
完成!
主翼の取り付けはタッピングビスからM3ネジに交換。主翼の取り外しが楽になった。
リンケージワイヤはPEラインに交換。
電池は前縁が重心位置になる位置で重心が合った。スペースに余裕があるので大容量電池を使うことができる。
重量は242g。推力は重量を上回っているので垂直上昇ができるかもしれない。週末に初飛行の予定。(2006年2月5日)

(仕様)
モータ:ハッカーA20-34S、ペラ:CAM9×4.5
アンプ:フェニックス10、受信機:JR500、サーボ:ウエイポイント4g
最大電流
PQ400(2セル):6.2A
PQ880(2セル):6.5A
サンダパワー730(2セル):8A
PQ400は新品であるが何故か不調。PQ880は1年以上経過しており寿命か。サンダーパワーも1年経過しているがマイコで使っているので無理をさせていない。そのせいか放電能力が安定している。(2月7日)
(初飛行)
強風の中ではあったが初飛行に成功。モータのパワーは十分で10秒回すとかなりの高さになる。
上空での浮きは非常によく、なかなか降りてこない。風が穏やかならかなり長時間飛ばし続けることができるであろう。グライダの先生にも飛ばしてもらったが癖がなく飛ばしやすいとのコメントをもらった。
しばらくはグライダの主力機として活躍してもらうことになりそう。(2006年2月12日)



サーマル工房「プレスト」

(復活)  
飛ばす機体は飛行場の環境で変わる。最近通っている飛行場はグライダに最適であり、以前製作したプレストの復活となった。

モータは以前の自作ブラシレスでもそこそこ満足できるものだったが、更なるパワーアップを目論んで、エアクラフトのVLモータを使用。
このモータはファンフライ用に何度か巻き直したが、設定が上手くいかず結局はお蔵入りになっていた。今回は、リポ3セル、CAM9×4.5(実際は8インチ)、最大電流6Aを目指して設定してみた。
0.3mm×2、15ターン(スター)では4AとなりNG。0.3m×3、12ターン(スター)では6.5Aとなり、これを採用。
プレストの機首部にはVLモータが上手く入り、その後方のスペースにはPQ880mAh3セル(被覆をやり直したもの)が余裕で入ってしまう。
リポ電池が63gあるので全備320gと少し重くなったが、それでも純正の280モータ+360mAhニッケルの360gに比べると遙かに軽い。
今回の設定では、モータのレスポンスが高くスロットルの動きに良く反応し、中域よりも上側では更にパワフルになる。極数の少ないモータの特性であろう。2段加速が楽しめそう。今度の週末が楽しみ。(2005年12月4日)
飛ばしてみた。長いこと飛ばしてないので主翼に捻れが生じたようで右のロール方向の癖が強かった。
トリムを合わせて暫く飛ばしたが、低速での右旋回で突然スピンに入って抜けなくなってしまい、頭から地面に激突。
ヤバと思って墜落場所に行ってみると、地面が柔らかかったことが幸いして奇跡的に小破ですんだ。主翼が上手い具合に外れたのも良かった。被害は、胴枠の一部、機首のプラスチック部品だけだった。
肝心のモータの性能は飛ばすには十分だったが、当初の目的の「急角度での上昇」は果たせなかった。
もう少しモータの設定を過激にする必要がある。
今回の墜落は、事前の機体のチェックが不十分だったことが原因。反省。(12月10日)
修理完了
修理は簡単に終わった。主翼の捻れはフイルムを加熱して逆に捻ることで修正できた。ここで問題が発生。
モータの起動がスムーズでなく、何と逆回転することがあった。
アンプはJETI08。このアンプ、以前水没したハイドロオームに搭載していたが奇跡的に復活したもの。流せる電流が少ないような気がしたので、試しに新製品のサンダーバード9に交換してみると・・・起動が滑らかになり、電流も倍近く流れた。パワー段の半分が壊れていたようだ。残念。
リポ2セル(PQ400mAhXP)で6A(40W)、これをPQ1800mAhにすると7A(50W)になった(大容量恐るべし)。リポ3セルでは10Aを超えてしまった。3セルでいくのならモータを巻き直す必要があるが、まずは2セルの軽量バージョン(326g→294g)で飛ばしてみよう。1割以上軽くなると手に持っただけで「軽る〜!」と感じる。
PQ400にするとバッテリ室はスカスカ。ついでに新型プロポもアップ。シンセサイザ式です。(2005年12月15日)



(最初の記事)

自作CD−ROMブラシレスモータ用に製作。レーザカットにより精度が高く、プラモデルを組み立てるような感覚で製作が進む。
削る部分がほとんどなく、家族から嫌がられることもなく完成。

製作記事はTORIIさんのHPにも詳しくアップされているので省略。
総重量は290g(電池E−Tec700×3セル)。
受信器は、アンプの後方に配置しました。プレストは胴体が比較的太いので、最近の小型メカを使えばメカの取付けに苦労しない。

 

<仕様>

アンプJETI08アドバンス受信器JR500サーボJR306×2(ラダー、エレベータ)、ウエイポイント8g×2(エルロン)

モータはD−1でレポートした320カン+新ステータ2倍モータを胴体内に収容し、機体に付属のカウルを使用した関係で、モータシャフトとしては長いものが必要。320カンは胴体内に余裕で入る。

 

<仕様>

0.35×20ターン、ネオジ7×5×0.9ペラ:グラウプナ8×4.5で初期最大電流:3.5A

シャフトはジャンクのCD−ROMの駆動部から取り外した3mmシャフトを使用。
このシャフトは一般に入手できる3mmシャフトよりも多少径が太く、ベアリングにキッチリと入り、ガタが無く好都合。このシャフトは長いので、適当な長さにカットして使用。

ファンフライと違ってグライダーの場合は遠くで飛ばす場合が多いのでノイズ対策が必要。
注意したことは、

1)受信器のアンテナ線をサーボ線/アンプ線とクロスさせない

2)胴体の後部から20〜30cm程度は垂らす

の2点。

2)を実現するために今回はアンテナ線の途中をカットして、テトラのリンケージ用ワイヤを使用。線が細い上に、だらしなく垂れることがないので見た目が良い。

<飛行>

重心は設計図の指定通り前縁から60mmに設定。飛ばした感じでは少し後ろ重心。今後調整が必要。
初期推力は機体重量を少し下回っている程度。垂直上昇はできないがかなりの角度で上昇。点になる程上昇させてみたが、ノイズの影響は皆無。
中スローで30分程度飛ばしましたが、電池は半分程度残っていた。上空に上げてしまえば大きなサーマルが無くても1時間程度は飛ばし続けることが可能?

飛行性能は、グライダーというよりは電動スポーツ機といった性格が強い。
上空から急降下させて目の前でロール、ループをさせると気分爽快。
機体の剛性が高く、バンザイする気配は全く無い。かなりの強風の中でも元気良く飛ばすことができる。

 

自作ブラシレスの使い道として、この手の300g程度のグライダー/スポーツ機はお勧め。ビックリするくらい良く飛ぶ。チャレンジする価値あり。

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