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カシオペア セラDS-X

     (飛行編)

初飛行
北風の中を初飛行。動翼の方向を何度も確認。草の中を目指してグライドテスト、手を離れた機体は真直ぐに綺麗に滑空。2度目は舵の効き具合をチェック。問題なし。
風は約4m位、いつもの斜面の上昇風の中に投げ込むと上手く浮いてくれました。斜面に沿って何度も往復、トリムを合せて機体の挙動を観察、風に負けることなく走ります。薄翼が効いている様子。多少無理な舵を入れても失速に入る気配はなく一安心。
この機体、スティックに対してダイレクトかつ正確に反応するので気持ちよく飛ばせる。
着陸はフラップを使うことなく降ろすことができる。今の飛行場ではフラップもバタフライミキシングも不要だが強風用にウエイトを追加すると必要になるかも。
初飛行は満足できる結果となった。
サーボカバーやノーズコーンを着色、これで完成!
強風用にウエイトを追加することも検討。この機体、モータ仕様で約700gとあるので、これを目安と考えて、重心との兼ね合いでウエイトの搭載方法を検討中。(2015年9月26日)
整備
この機体で特徴的なのが左右の主翼に固定方法。通常は左右の主翼に固定したヒートンにスプリングをかけて抜け防止とするが、この機体は、ヒートンに3mmのロッドを差し込んで抜け防止とする。狭い胴体内でスプリングをかけるには難しく、苦肉の策だったのかもしれない。しかし、これがヒューズの役割を果たすので機体の損傷が最小限になる。
胴体から出る2本のサーボコードは下手をすると胴体内に入ったまま取り出せなく可能性もある。この2本のコードを結束バンドで留めておくと万一、一方が胴体内に残っても他方を引っ張ることで一方を取り出すことができる。
配線を整理して必要なウエイトを固定、アンテナ線の固定も済ませて整備完了。(2015年9月30日) 
飛行中
青空の下で撮影、飛行中の姿勢が綺麗。少しのリフトがあれば浮くので飛行場に持参する回数が増えるはず。
重心合わせ
指で重心を探るのは難しいので、手持ちの材料で簡易的な測定器を製作。これが具合が良く、かなり正確に重心が分かる。
前回の飛行状態ではかなり前重心であることが判明。どうりで大幅なトリム調整を要した訳だ。
重心位置が定量的に分かるので、ウエイトを調整して、指定重心位置から強風時の重心位置までを電池の移動で変更できるようにした。(2015年10月21日)




     (製作編)

飛行環境に合わせて
今の飛行場は北風であれば土手ソアリングができる環境。3mクラスのアリゼでソアリングを楽しむこともできるが、手軽な小型機が欲しいところ。Vテールのアリゼの回頭性の良さは魅力なので、Vテールの小型機を検討。
最終的にカシオペアのセラDS-Xに決定。この機体はDSを意図して設計されているようだが、重心及びキャンバを変更してサーマルハントも可能とのこと。
レーザカットのキットで小さな箱の中にバルサ材がギッシリ。勿論、原寸の設計図は入っていない。
今回はピュアグライダとして製作、サーボは6個、評判の良い6gサーボをHKから取り寄せ中。
これに合わせてマチ針を新調してみたが、針の頭が抜けやすく実用に耐えないもの多数。100均で買ったのが失敗。
胴体
レーザカットのキットは治具を使わなくても組み上がるがこれが問題。注意しないとすぐに捻じれてしまう。レーザカットで加工精度は高いが、結局は目視に頼ることになる。
このキットの説明書は簡略化されており、組み立て図に部品番号の記載がないので迷う場面もある。部品数が少ないので何とかなってはいるが。
サクサク組み立て中。(2015年8月18日)
主翼
プランク材自体が主翼の原寸図になるレーザーカット特有の構造。前縁及び後縁を真直ぐに、捻じれの無いように作る旨の指示はあるが、実際には何らかの治具を使わないと捻じれのない主翼を作るのは難しいはず。
今回は、上面プランク材を全てタイトボンドで接着、L型アングル、定規、クリップ、重しを駆使してがっちり製作。この点は、製作経験が生きています。
何だかな〜と思いながらも生地完成。早っ!(2015年8月23日)
サーボ到着
Corona DS633BP ×4個(ラダー/エレベータ/エルロン)
Turnigy TGY-D56MG ×2個(フラップ)
が到着。簡単にチャックするといずれも問題なく作動、特にTGY-D56MGはコアレスモータ使用でより滑らか、しかし、耐久性は未知数。
機体はラフに整形済み、この状態で2〜3週間放置してバルサの癖が出た後にサンディング。しばらくお休みです。(2015年8月25日)
サンディング
放置しておいた機体をサンディング。夕方、涼しくなったところで河川敷の専用ベンチでチマチマと約2時間、納得できる仕上がりとなりました、主翼のフラップ、エルロンを切り出し作業を行えば楽しいフイルム貼りに進めます。
ショック!
キャノピーは何も考えずに切り取りラインに沿ってカット、しか〜し、このキャノピーは他の機体と共用、当然、寸足らず。補修部品として取り寄せると送料込みで1700円。昼間、グライダのアリゼのカンザシを飛行場で紛失、これも取り寄せ。運の悪い日でした。(2015年9月13日)
フイルム貼り
フイルムはオラライトを使用。カブイエローを基本にして、裏面はバイオレット+シルバーのストライプを予定。(2015年9月19日)
完了
オラライトのカブイエローは下地が少し透けるので、レーザーカットの焦げ跡が目立つ。これもデザインと考えれば気にならないレベルではあるが・・・。
単純な構造なのでサクサクと完了。(2015年9月21日)

機体完成
動翼の固定、ホーンやスキッドの仕上げ等を経て、機体自体が完成。新しいキャノピーを取り寄せて加工、今回は上手くいきました。次はメカ積み。(2015年9月22日)
メカ積み
主翼のフラップ/エルロンサーボはセメダインのスーパーX2で接着、リンケージは0.8mmピアノ線で直結。長さは現物合わせで一発勝負。
Vテールのリンケージも0.8mmピアノ線。ノイズレスチューブを利用した所謂、空野式。ピアノ線の端末処理はサーボ側でZ型、ホーン側でL型とした。L型としても抜けることは皆無。
主翼への片側2本のサーボコードが狭い胴体から外に出るので配線は意外と大変。主翼を外した時にメス端子が胴体内に残らない工夫が必要。ピンセットが無いと引き出せなくなる可能性あり。
電源は、重心の関係で単四のエネループを使用。これでも20gのウエイトが必要となった。
完成
フラップはスロットルスティック連動(バタフライミキシングは未設定)として、プロポ(JRのPCM9X2)の設定完了。
全備重量は420g、説明書では470gなので随分軽く仕上がった。(2015年9月25日)

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