考察ルーム



◆格安ブラシレスアンプ

格安アンプ
30A程度のブラシレスアンプが欲しくてオークションで購入。
タワープロの40A、2AのBEC内蔵で1280円(+送料140円)と超格安。
重量は約50g、ハイペリの30Aが約35gでこれよりも2回り大柄。ヒートシンクが最初から取り付けられているので放熱は良さそう。
コネクタを取りつけて作動チェック。送信機のスロットルをLOWにして電池を接続するとピーピー・・・と連続音、壊れているのか??そこで一度スロットルをHIGHにして設定モードに入れてからスロットルをLOWに戻すと、不思議なことに正常に作動し始めた。
どうも最初の1回目は設定モードに入れる必要があるようだ。
手持ちのHOBBYWING(HiModel)用の設定カードが使用できるとの記事を見つけたので、実際に接続してブレーキをON/OFFで確認。上手く設定できた(設定が楽に出来ます)。
この値段なので高望みはしないが耐久性があることを祈るだけ。アンプをほかの機体に搾取されたヤングサンダー号に搭載予定。この機体はアンプの重量/寸法の制約がなく電流も20A未満、耐久試験に適しています。(2011年1月14日)
スロットルレンジの設定
出品者様に今回の現象を問い合わせたところ以下の回答がありました。

『ESCが最初にピッピッピッと鳴るのは電源を入れた際にスロットルが少しでも上がっている場合にそういった症状が出ます。
ですのでスロットルレンジの設定が必要になります。スロットルをフルハイでESCに電源をいれピピっと鳴りますので2秒以内にフルスローにしてスロットルレンジの設定が完了です。』

なるほど、スロットルレンジを設定しないとLOWの位置を認識出来ないようです。これまでJETI/キャッスル/ハイペリ/ハイモデル等のアンプを使用してきましたが、スロットルのLOW位置の認識が問題になった記憶は無いです。
送信機を変更するとスロットルレンジの設定が必要になる場合もあるそうです。
また1つ経験を積みました。

実際に機体に搭載、室内ですが快調に作動しました。(2011年1月14日)

何度か飛ばしていますが問題なく作動しています。(2011年2月12日)


◆B25ミッチェルはどうでしょうか

ラジコン仲間の花畑さんが大きな箱を持って我が家へ。ラジコン1で扱っているB25を入手したので一緒に製作することに。上手い具合にヤマさんも休みだったので手伝ってもらいました。
この機体は発泡機ですが、(1)正逆ピッチの3枚ペラ(2)3個の引込脚おまけにカバーが連動して開閉、というのが特徴。
サーボは10個、内訳は引込脚3個、カバー3個、エルロン2個、ラダー1個、エレベータ1個。
サーボは既に固定されており、リンケージも殆ど終わっています。
左右の主翼を胴体に差し込んでエポキシで接着して(結構かさばりますが)水平尾翼を固定すると機体は完成。
ラダーは1サーボ、左右ラダーはベルクランクで連動するようになっている。
リポ電池は3セル2500mAhが上手く納まる。受信器/サーボの電源はサーボ数が多いので別途BECユニットを使用。
ペラを取り付けて回転方向が内回りになるように設定してカウリングを固定。
引込脚は強度が少し心配ですが、カバーの開閉も合わせてスムーズに作動します。引込脚とカバーの作動は専用の遅延ユニットを使用して互いに干渉しないようになっている。
もう一つのポイントは5個のLEDライト、意外に光量があるので屋外でも目立つかも?
機首には重心合わせで80gのウエイトを固定。
細々とした作業を経て・・・朝10時に製作を開始して夕方5時には完成。殆どの部品が予め組み込まれているので製作は簡単でした。なかなかの出来映え!
全備重量1850g、翼面積26dm2位なので翼面荷重70g/dm2となる。類似の一式陸攻の翼面荷重は53g/dm2で比較的ゆっくり飛ぶ。こちらのB25はどうでしょうか、無事に着陸できれば良いですが。
天気の良い日に初飛行、花畑さん頑張って下さい。(2010年4月29日)



◆スピットファイヤは飛ぶか??

飛行場仲間のO形さん、エンジン機専門であるが、ひょんなことからハイペリオンのスピットファイヤ25eを手に入れたので飛ばしたいとの相談を受けた。
今更、モータ/電池に数万円も投資するのもどうかということで、私が電池/サーボ/受信機、花畑さんがモータ/アンプ/引込脚用サーボを提供して飛ばしてみることにした。持ち主が誰か?になりました(笑)。
メカの組み込みは簡単、引込脚のリンケージに少し手こずったが完成。
モータ:Z3025、アンプ:HP50A、サーボ:WP150、電池:3セル3300mAhで別電源とした。スピンナは専用コレットが間に合わなかったので、初飛行はスピンナ無しになりました。
EZoneの記事を読むと色々なことが分かった。
http://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?t=572339
重心位置は前縁から75mm、舵角は指定の60%から始めればよいが、エレベータは離陸時にフルアップしないとお辞儀するので100%が良いようだ。
エレベータは1〜1.5mmだけダウントリムにする必要がある。水平尾翼の取り付け角が初めから違っているようだ。
スピットファイヤの引込脚は外側に格納するタイプで、トレッドが狭いので実機でも離陸時に安定しなかったようだ。
地上からの離陸はリスクが大きい模様。離陸時に撃沈した写真もどこかにありました。で、手投げで挑戦することに。
飛行前に水平尾翼を正面から見ると捻れていた。左側に傾くと予想して、手投げ〜。
機体は真っ直ぐに上昇していきました。驚くことに殆どトリムが合っていました、水平尾翼の捻れは・・・。
暫く快調に飛んだ後に着陸へ。胴体着陸も考えたが機速を落としても失速しないような雰囲気なので脚を出して挑戦。
吊りながら降ろしてきてゆっくりと接地、最後はお辞儀したが、機体、引込脚共に無傷。画期的でした。
その後、花畑さん、O形さんが飛ばして、何と本日は無傷で帰還でした。
飛んでる姿はスケール感十分、格好良いです。ただ、垂直尾翼の面積が少し不足気味のようで、旋回時に滑り気味、慎重に操縦しないとスピンに入って墜落しそうです。(2009年5月10日)
その後・・・
専用スピンナを取り付けての飛行、ローパスするとスケール感たっぷりです。飛行中は自己満足の世界に浸れますが、機体そのものはチープな感じ、水平尾翼は最初から捻れており、アイロンで戻しても元に戻すのは難しいです。
墜落を覚悟しながら飛ばしています(笑)。
望遠レンズで撮影するとその差は歴然。(2009年6月14日)



過去の資産の活用

(自炊)

自炊の実際は
皆さんから大変でしょう?と聞かれることがあるが、実際は意外と簡単です。
(裁断)
最初に背部を裁断。キンコーズに持ち込んで業務用の裁断機でカットするが、完全に分離するために少し深めにカットしてもらいます。店員さんへの指示が重要。完全にカットしないと取り込み時にトラブルが発生します。裁断費用は100円/冊。
(事前準備)
この時期のラジ技はホッチキス止めされているので、自分で外す必要あり。その後、一度、全ページをめくってページを完全に分離。
(取り込み)
コピー機の取り込み条件は、全体は400dpiの白黒・文字・表モード、グラビアページは400dpiのグレースケールモード(これがミソで綺麗に表示できるようになった)。
(後処理)
1冊分を一度に取り込むことはできないので(カラーページ、グラビアページ、折り込み図面が混在)、最後に複数のファイルをパソコンで結合。最近の高性能なパソコンのお陰で、PDFファイルの結合/分割/ページ入れ替えが簡単にできる。昔ならフリーズしていたかも。
・・・こんな作業。一番に時間のかかる取り込み作業(両面頁の)はコピー機がやってくれるので楽勝。事前準備を上手くやればの話ですが。(2012年6月30日)

自炊完了
年度/月 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
1965     * *   *   *     *  
1966               *        
1967                        
1968 *                 *   *
1969 * * * * * * * * * * * *
1970 * * * * * * * * * * * *
1971                        


(データベース)
ラジコン技術
以前は情報源として定期購読して本棚に飾っていたラジコン技術誌であるが、ここ数年は時々購入するだけで、今では段ボール箱の中に入ったままである。
おまけに引っ越しの度に行方不明になり1993年以降が残っているだけである。
色々と考えたあげく、図面付きの製作記事だけを残して廃却することにした。約150冊をチェックして約90件の記事をピックアップして本誌から切り取ってファイリングした。
記事はスキャニングして電子ファイルとして残して活用できるようにする予定。上手くいけばHP上で検索できるようになるかもしれない。
過去の記事の中には製作意欲を刺激する面白いものも多い。これは貴重な財産になります。
過去に製作した機体の図面を整理すると面白いものがあった。マルタカの10クラスコルセアの図面、これには胴枠や主翼連結部の特異な形状のベニア部材の原寸図が付属している。
これを拡大すれば任意の大きさのコルセアを作れるではないか・・・。今のメカを使って今の操縦技術があれば自在に飛ぶ高性能なコルセアを再現できるような気がする・・・。
製作テーマはつきません。(2009年1月11日)

↓では昔のFF機の図面がダウンロードでる。ラジコン化できる機体もありそう。
http://www.theplanpage.com/index.htm
データベース完成
昨日抽出した記事90件、全てスキャンしてPDFファイルとして保存。エクセルでデータベースを作成して、保存したPDFファイルとリンク付けを行いデータベースが完成。
PDFファイルは600bpiでスキャニング、図面は拡大コピーに耐える品質。
データべースには筆者や機体の種類等、幾つかの項目で検索できるようにした。
データベース全体の大きさは約400MB、SDカード上に格納できモバイルパソコン上で楽々動きます。
素晴らしいデータベースが出来上がりました。
製作記事を増やしていくことも可能。古い記事が欲しいかも・・・。(2009年1月12日)
データ更新中
ごくらくトンボさんから1972年〜1989年までのラジコン技術を譲ってもらった。数冊抜けているだけで完璧な資料。
製作記事を抜きだしてPDFファイル化してエクセルにリンクを張る作業を少しずつ進めている。本日までに140の記事を電子化。600MBを超えたのでCD−ROMでは容量不足。
せっかく電子化するので、ネット上の記事を探してHTMLデータとして保存、このデータにリンクを張ることにした。
例えば、九帝七式グライダー、これに関する記事をネットで探してみた。
昭和初期に九州大学と九州航空会が中心になって設計製作されたグライダーであり、ドイツのグラウナベビーを手本にしていること等、色々なことが分かる。
これで情報の一元化ができ何か嬉しいデス(笑)。(2009年1月21日)
第三の協力者現る
最近は週末に天気が悪くデータベースの更新作業が進みます。本日までにデータ化した記事は264件になり(1975年〜2007年)、データ容量は1.2GBになった。
1970年代は自作記事が多くどれも内容が濃いです。
本日、2000年以降のラジコン技術誌を譲ってくれる協力者が現れ、早速頂きました。どうもです。
この調子でいけば記事数は300件を超えるのは間違いない。(2009年1月25日)
不足分
1972年から2006年までを網羅するが1973年の一部/1979年の一部/1990年の一部/1991年/1992年が不足している。目次等で内容を予測して、必要な記事があれば何とかして記事のコピーを収集したい。
本日までに約300件をデータ化、一日10件が目標、ライフワークとはいえ何か仕事のようになってます(笑)。
1970年代は独創的な記事も多い。「ゴム動力機」や「タイガーロケッティ」を動力としたグライダーなど今のメカを使えば良く飛ぶと思われる機体も登場。想像力が養われます。
読み物としても面白いデータベースになってきました。(2009年1月27日)
ひと区切り
本日までに1973年まで遡ってデータ化を完了、記事数は320件になった。
1973年といえば私は中学2年生この頃からラジコンに興味を持ちはじめた記憶があり見覚えのある記事もある。
例えば山本昇氏のヴェガシリーズ、コンコルドにも似たスタイルに憧れたものでした。
1974年にムサシノのフレンドグッピーの紹介記事がある。館林氏によるものだが、この頃にメカが小型化して(例えばサーボが70gから38gに)軽量化が実現できたこと、超低速低空旋回飛行の原点は沖氏のロイヤルグレース号の飛行にあるとのこと。これは意外、ロイヤルグレース号の飛びっぷりを見てみたい。
そういえばK&Sからの復刻版のロイヤルグレース号、Oさんが入手済みで初飛行も近いとのこと。楽しみです。
あとは2000年以降の未入力分(2〜3年分)をデータ化すればこの作業も一段落する。(2009年1月29日)
蘇る記憶!
単独で飛行機が飛ばせるようになったのは社会人になってからで、その時の機体はサンデーα。
・・・が、実は、高校生の時に機体を製作して一度だけ上手く飛んだ記憶があります。今回、古い雑誌を見ていてその頃の記憶が蘇りました。
近くにRCクラブがあるわけでもなく実際にラジコン機が飛ぶ姿を見たこともない。ラジコン技術誌から得た知識を基にして製作しました。機体はガルモデルのシーガル、これにパイロンを付けてCOX049を搭載。
メカはロジテックの2ch、キットを通販で購入したが実際に届いたのは完成品。今でも販売店の好意と勝手に解釈している。
サーボは一個58g、受信機の電源は単三電池4本、機体の全備重量は恐ろしい重さのハズ。
完成後、自宅の田んぼで初飛行、勿論一人、何度か挑戦するうちに一度だけ上手く上昇。数回旋回した後に山の中に不時着。時間にすれば数十秒であったと思う。その後、二度と上手く飛ぶことなく壊れた記憶がある。
今でもその時のことは強烈な記憶として残っている。高校の友人にも自慢げに話したのだと思う。今だに会うとこの話になります。
当時のことを思い出すことができスッキリした。(2009年2月1日)
作業完了!
1973年〜2006年までの製作記事の電子データ化が終了、記事数365件、容量1.7GB。1件7頁と見積もって約2500頁の立派な読み物となった。
気になる機体の一つが一条卓也氏の萱場式A3−1号。1975年当時プロポのエレボン設定やミキシング機能が無いので複雑なリンク機構で操縦系を実現。作ってみたい無尾翼機です。
暫くは集めた記事を眺めて製作対象を絞っていこうと思う。これも楽しいです。
今回の企画のためにラジコン技術誌を提供して頂いた方や応援して頂いた方にはお礼を申し上げます(ペコ)。代償としてデータを送りますデス。(2009年2月4日)
作業再開
最後のデータ作成から3年も経過・・・早いです。今回、不足分を補充することにしてオークッションで3年分をゲット。
出品者さんに事情を連絡すると格安で早期終了として頂いた。3年分ともなると送料がかかりますが、それでも100円/冊。
1990年から1992年まで、私がラジコンヘリを始めた時期でラジ技は毎月購読。引っ越しの際に廃棄したような記憶がある。
ヘリ全盛の時代でバルサ機の製作記事は少ないですが懐かしい記事ばかりです。
ネット環境が良くなってこのような2GB程度のデータでも一括でアップロード/ダウンロード可能。
データの配布も随分楽になりました。(2011年12月17日)
頂き物
北海道美幌町の「ぼちぼち飛行隊」の管理人さんからデータベースを是非という連絡があり、今回はYahooボックス経由でダウンロードしてもらいました。
管理人さんいは思い入れのある機体がありこのデータベースでその機体に出会って非常に喜んで頂いた。
実際に製作する予定もあるようなので私としても嬉しい限りです。
そのお礼にということで自家製の「鮭トバ」が届きました。見るのも食すのも初めて、鮭の風味も適度に残った非常に珍味でした。
そういえば多くの方からお礼としてお土産を頂いています。この場を借りてお礼申し上げます。
当初の作業終了
製作記事のデータベースは不足分を補充し電子データ化が終了。
1973年から2006年まで(3冊分だけ入手できてませんが・・・)で、410件の製作記事を電子化することができました。未入手分は気長に探します。
次のステップは、1968年から1971年までのラジコン技術を丸ごと電子化、所謂、自炊すること。この時代の製作記事は中身が濃くて、私的には非常に価値があります。
八代のごくらくトンボさんに相談したところ、この時期のラジ技はほぼ揃っており持っていって良いとのこと・・・感謝感謝です。
この時期のラジ技を持っていること自体まれですが、これを全部電子データ化すれば情報の価値は非常に高くなります。
楽しみです。(2012年1月10日)



◆送信機JR PCM9XIIの設定

説明書でバタフライミキシングの設定方法に誤記あり(現在は修正済み?)。バタフライミキシングが上手くいかずに悩んでいたOさんからの報告です。(2008年9月20日)

(レポート)
お陰で一件落着です。
でも、説明書が間違っているとは。何をどうしようが巧くいくはずがありません。
整理すると次のようになりました。
※4個サーボでバタフライミキシングをするには
@ウイングタイプでデュアルフラップをACTにする。
Aバタフライミキシングでエルロン、フラップ、必要であればエレベーターにミキシング量を入力する。
B受信機のチャンネルは、エルロンが1chと2ch、フラップが5chと6ch。
これだけのことでした。

※モーターを付けた場合、モータースイッチをどうするか
@上記のバタフライミキシングを設定すると、基本設定のモーター=5chがフラップチャンネルに変わるので、他の空きチャンネル(7ch以降)にモータースイッチを設定しなければならない。
A7chをモータースイッチにするとして、デバイス選択でAUX2のACTをINHにする。
Bプログラムミキシングの3番で、マスターをMOTORにしてAUX2にミキシングをかける。そして、0%になっている出力を100%にする。上下共に。
Cこれで、送信機の右肩にあるスイッチ(アクロでは引き込み脚のスイッチ)がモータースイッチになる。
ただし、これはモーターオン・オフだけである。よってバッテリーの接続時やアンプのスイッチを入れるときは十分注意しなければならない。送信機のスイッチを入れ間違えているとモーターがいきなり回りだして危険極まりない。
私はこの間違いをしでかす自信があるので、他のグライダーと同じように送信機左サイドのレバーで中スロー以上でモータースイッチになるようにしました。これがちょっとややこしかった。
Ka−8(サーマル工房)などと同じでプログラムミキシングの1番か2番でマスターを♯FLPにしてモーターにミキシングをかける。そしてスロットルカーブを設定する。
これだけだとモーターは動きません。
デバイス選択でMOTORのACTをINHにして、且つプログラムミキシングの3番で出力を0%に戻さなければなりません。
これでKa−8と同じモータースイッチとスロットルになりました。
レバーがフルハイになって、バッテリを繋いだり、アンプスイッチをいれると危険度は変わりませんが、幾分かは緩和されると思います。
以上、今後何かの参考になればと思い報告しました。

↑どうもありがとうございました。今後の参考にします(管理人)。



◆フラッシュEPの不調

(症状)
飛行中に瞬間的にノーコン状態になった。
現象はスロットルハイの状態で発生。モータが息継ぎ状態になり、その後、ノーコンのような症状になった。スロットルを戻すと回復し無事に直陸。
着陸後にアンプを触ってみるとヒートシンク側ではなく裏面(BEC放熱器があると思われる)が熱くなっていた。
(原因の予測と対策)
1)BEC故障
地上では異常なし。
→地上でサーボを作動させてもアンプからの発熱はない。
2)サーボ故障
エアクラフトに問い合わせたところサーボの個体誤差で発熱するものがあるので要チェックとのこと。
→実際に作動させてサーボに触ってみると、アンプの発熱はない。サーボ個々の電流を測定できればよいが今は測定する手段がない。そこで電池とアンプの間にワットメータを入れて電流を測定してみた。サーボを作動させてみると最大0.4A。精度は?であるがBEC容量2Aとすれば問題は無いと思われる。
3)アンプの冷却不良
アンプは燃料タンクのスペースに配置。カウリングからの冷却風がスムーズに流れ込んでいないと思われる。
アンプには別途ヒートシンクを追加。
4)本当のノーコン
JRの純正受信機(FM)を使用。購入から10年位経過。(2007年4月24日)
(実際)
ネットを調べてみると1)アンプの冷却、2)ペラの振動対策が重要のようだ。
アンプの冷却はアンプの位置をカウリング下に移して外部に露出させた。
ペラの振動については、スピンナーを取り付けた後に急に振動が大きくなったように感じていた。バックプレートがプラスチック製のエンジン用スピンナーを使っているが、穴の精度に問題があるようだ。で、スピンナーを外してみた。
この状態でモータを回すと振動が少なくなった。5分程度飛ばしてみたが快調。着陸させてアンプに触ってみたが暖かい程度。
今回の症状は、ペラの振動が増えると当然効率も悪くなり発熱が増えること、及びアンプの冷却不足が重なったためと考えて間違いないようだ。考えてみれば当然のことだが、デザインを優先すると今回のようになる。冷却方法/振動対策をクリアすることとデザインとを両立させるのはなかなか難しい。
精度の高い60mm弱の大きなスピンナを探さねば・・・。(2007年6月3日)

飛行中に少し不安定。受信機をハイペリオン/ベルグに交換してみるとシャキッとなった。今回の症状は全体的な問題であったようだ。色々と勉強になった。(2007年6月16日)



<ホームへ戻る>