バルサ電動機



Gee Bee R1

(製作編)

(その2)

主脚 
GeeBeeで特徴的な主脚、前作では簡易的なものでお茶を濁していた。今回はしっかりと製作。まずはワイヤベンダの入手。これまで使っていたものは少し使いにくいところがあった。特に小径で湾曲させる場合に操作が難しかった。ヤフオクで見つけワイヤベンダ、その点が改善されいる。たくさん販売されているようで、耐久性も問題ないように思われる。部品の交換も容易。3mmピアノ線が自在に曲がる。
主脚の構造は単純、5mmバルサを積層して大まかな形状とし、ひたすら所望の形状にカットするだけ。ミニリュータも活躍。サンデングして完成。1個の重量40gと大きさに比例して重くなったが、スケール感あり。
主翼下面
主翼の固定は前縁側の2本のダウエルと後縁側の3mmのキャップボルト。強度の点で問題なし。
主翼下面にも大きな構造物がある。軽量化のためにリブ+ストリンガー+1mmバルサプランク+ストリンガーの構成とした。
これでほぼ生地完成(主翼フレットが残っているが)。全体を組み立てると良い感じ。この時点で重心をチェック。リポ電池を防火壁の近くまで押し込むとバランスが取れることが分かった。これで一安心。(2024年3月24日)
主翼フィレット
本機の特徴でもあるフィレットは再現しておきたいところ。バルサブロックを削り出すことも考えたが、胴体の形状が単純でなく3次元的に変化、それに合わせてフィレットの造形も複雑に変わるので再現が難しく断念。
次に、胴体形状に合わせてリブを配置し、バルサ材を貼りつけることにした。事前に3mmのリブに1mmバルサでプランクした試作品を製作。1mmバルサ表面にマイクログラスを2プライ貼りつけてみた。強度の問題は無さそう。
意外に上手くいきそう。(2024年5月6日)
フィレット完成
フィレットの前部はバルサブロックから形成。全体をバルサパテで平滑にしてマイクログラスを貼りつけた。事前に作ったサンプルから1プライで強度十分と判断。硬化した後にエポキシ樹脂を塗布すると滑らな表面のフィレットが完成。上手く出来上がり。
カウリングはマイクログラス2プライ、スパッツはエポキシ樹脂を塗布。最終的にはスプレーパテを塗布して仕上げる予定。
生地完成
主翼エルロン切り出し、サーボ固定、モータ取り付け等々の細かい作業を経てようやく生地完成となった。
前作と違ってスケール感あり。特に水平尾翼の面積は半分程度で心配になる。それでも丸鷹のムスタング10と比べると同程度の面積であるのは1つの安心材料。
ジャイロを搭載するのでその効果で安定性が確保できると踏んでいるが如何に!(2024年5月12日)
キャノピー
これもバルサで製作。バルサ材を整形後にマイクログラスを貼りつけて完成。黒色に塗装予定。(2024年5月19日)
フイルム貼り
主翼、尾翼、動翼終了。使用したフイルムはEライトフイルム。温度と貼りつけ方法を間違えなければ曲面でも上手く貼れる。このフイルムは重ね代が目立たないのが特徴。
胴体は複雑な曲面で構成されるので分割して貼る必要がある。重ね代が目立たない特徴を生かした分割方法は要検討。(2024年5月26日)
進行中
胴体のフイルム貼り完了。予想通り胴体の曲面の曲率が大きく、実際の作業は細かく分割して貼りつけることになった。そのお陰で皺はほとんどなし。
尾翼、動翼を固定し、主脚を取り付けて自立するようになった。前作に比べるとスケール感が桁違い。ということで、前作はお役御免、そこからモータ、アンプ、ジャイロなどを取り外した。前作は適当なタイミングで廃棄。
前作の重量を測定してみると、電池込みで970g。本機は、現段階でほぼ同じ960g。しっかりした脚とリポ3セル1800mAhを使用するので仕方ないところ。
残作業は、リンケージ、電池マウント作成、塗装など、ゴールが見えてきた。(2024年6月2日)
塗装 
塗料はクリエイティブの「ファインレッドつやあり」「クロスホワイトつやあり」を使用。カウリングはパテを落としてつるつるの状態にして塗布。3回重ね塗りしてパテの色を消すことができた。良い出来となった。
主翼/胴体は「ミッチャクロン」を塗布後にクロスホワイト塗布。塗料の食いつきは良いはず。
ファインレッドの部分は事前に作成したテンプレートを使ってアウトラインを描くことから開始。細いマスキングテープを使い湾曲部分に対応。
ファインレッドは下地が見えにくいので1回の塗布でOKとなった。
細かな修正は必要だが、これで塗装完了。今回の塗装は比較的上手くいったと思う。(2024年6月9日)
リンケージなど
電池マウントはいつもの方法で製作。モータは当初十字マウントで考えていたが、一回り大きなものを使うことにしたので木材によるマウントに変更。
リンケージは手慣れた方法で行った。ジャイロも取り付けて完成。モータ/受信機/ジャイロなどは前作のジービーからの移植。プロポの設定も前作のものを流用。
 
飛べる状態
塗装の白と赤の境界は1mmのラインテープを貼りつけ。これだけで随分締まって見えるから不思議。
これで飛べる状態になった。ペラは9インチ、カウルからは先端40mmが突出。モータを回してみると推力はあるように思えるが場合によっては10インチに交換する必要があるかもしれない。地面とのクリアランスは問題なし。
残作業は、機体番号などの製作と貼りつけ。カッティングシートとインクジェットプリンタの登場となる。
現時点で全備重量1000g、重心28%となっている。(2024年6月16日)
完成! new
小さな文字、図形はラベルシールに印刷しカットして貼りつけた。前作の時に作ったデータを活用することができた。
大きな文字はカッティングシートから切り出し。この文字は特殊なフォント、図面に記入されていたのでそれを利用した。貼りつける際に事前に石鹸水を塗布しておくと微調整が容易になる。
これで完成。今回は出来栄えが良いので飛ばすのが惜しい。暫くは部屋の飾りにしておこうと思う。(2024年6月23日)

(その1)

再チャレンジ
手持ちのGeeBeeレーサーはラジコン技術の製作記事から作ったもの。当時からスケール感には疑問があったが何はともあれ飛ぶ機体を作りたいのでそのまま製作。結果として、良く飛ぶ機体になり墜落することもなく現役。
気に入らない箇所は、@主翼上反角、A尾翼容積、特に水平尾翼が大きく、形状も異なる、Bカウリングの形状、C胴体後部の絞り不足などなど。
Outerzoneで図面を調べてみた。GeeBeeはUコン機は多く見かけるがラジコン機は少ない。しかし、幸いGeeBee R1の図面があった。スパン2m程度の大型機、形状は問題なし。これをダウンロード。
前作のスパンは1100mm、重量850g程度。ジャイロを搭載すると安定するので水平尾翼が小さくなったとしても問題なしと判断してスパン950mmの一回り小さな機体とする。重量は600gが目標。
バルサシートは手持ちのもので賄えるはず。製作工法は前作の方法を踏襲すれば問題ないと考えている。
秘密兵器投入
プロクソンの卓上丸のこ盤。バルサシートなら自在にカットできる。バルサ角材、短冊を作るのが容易、甲板張りに効果絶大のはず。(2024年1月28日)
準備完了
図面は4枚、A3で出力して、翼幅950mmになるように拡大。図面のNo.1は175%、No.2-4は154%となった。図面をつなぎ合わせて原寸の図面を作成。
前作のGeeBeeレーサと比較すると大きく異なっている。翼幅は86%と短いが(GeeBeeレーサ1100mm)のに胴体の長さはさほど変わらず、逆に胴体の直径はGeeBee R1の方が太い。これは重量の軽減は望めないかもしれない。
搭載するメカを調達。モータはEMAXのGT2215/09、APC9×6で1kg近くの推力が得られるが、場合によっては一回り大きいモータが必要になるかもしれない。
ジャイロ/受信機は手持ちのものが使用できる。リポ電池は3セルの1000/1500/1800mAhが手元にあるので臨機応変に対応できる。
ネットにあったGeeBee R1の構造説明図、参考になる。
尾翼
ラダー動翼は特異の構造。1.5mmの基部の両側上にリブを配設し、1mmバルサでプランク。ヒンジをどうするかは今後の検討課題。重量11グラム。
水平尾翼 
3mmの骨材を1mmバルサでプランク。動翼も同様。フルプランクなので剛性に問題なし。骨材の切り出しに卓上丸のこ盤が活躍。切断面が直角なのは気持ちよい。重量20グラム。
主翼 
翼型は半対称、少し薄翼とするために12%を選択。図面に対してリブの位置を再配置して片翼10枚、リブは2mmバルサ。スパーは3×3のヒノキ材、類似の大きさのロングミゼットムスタングでも同じような構成、強度上の問題はないはず。1.5mmバルサでフルプランクとする。
リブの切り出し完了。(2024年2月4日)
進行中 
プランク材上にリブの位置を書き込んでスパー、補助前縁材を配置。リブを差し込んで瞬間接着剤で固定。作業中は重りを駆使して捻じれが出ないようにしていく。
後縁のエルロン部は楕円形、これに合わせてリブをカット。ムサシノのスカイカンガルー号のような構成。これで捩じり下げがつくので安定化向上のはず。
翼端は軽量のために1.5mmバルサでプランクする。骨材を適宜成形して接着。後日プランク。実機の翼端の形状は良く分からない。はっきりしているのは翼上面側ではわずかに下向きにカールしている。これは再現できている。
翼幅2m近くのエアロスバルを製作した後では、1m未満の機体は製作がはかどる。大きくなればそれなりに時間がかかるものと実感。(2024年2月12日)
主翼完成 
主脚受けは6mmべニアで作成して組み込み。前縁にはダウエル受けとしてバルサブロックを接着。主翼は前縁側2箇所、後縁側1箇所で胴体に固定する。
サーボマウントを取り付けて、さらにエルロンの切り出し箇所を工作。裏面はフルプランクにはしなかったが剛性は十分に確保できている。
前縁材は10mmバルサシートから切り出し。ここでも卓上丸鋸が活躍。 前縁材を接着後に全体を成形。
左右の翼はカンザシで固定。このカンザシで強度は十分と思われるが、主翼中央部は念のためにFRPを巻く予定。
これで完成。前作の主翼と翼弦がほぼ同じなので胴体に取り付けてみた。上反角があるのでスケール感はこちらがある。(2024年2月18日)
胴体 
胴体は内部フレームを作り、その外側に胴枠を取り付ける方式を採用。フレームは5mmバルサ角材で構成。バルサ角材の接続部には三角形のコーナー部材を使用。このコーナー部材は卓上丸のこで大量生産。フレームはねじれが無いようにスコヤなどを駆使して製作。
フレームはコーナー部材のお陰で剛性が高く、手で捩じるのも難しい程。四角い胴体ならこのフレームに1.5mmバルサの外皮を貼るだけで十分。今後、利用できそう。
モータマウントは4mmバルサ側板と3mmベニヤで製作。モータは最近よく使う3mmボルトと十字マウントの組み合わせ。サイド/ダウンスラストを考慮して中心からオフセットさせて固定。
胴枠は上面/側面/下面用を準備。胴枠のテンプレートを作成したので、再度製作するのも容易(そういう機会があるか?)
機体の中心線をチェック。最上点を糸で結んで真っすぐであることを確認。
コックピットの後方の特異な構造が出現。ジービーらいしい造形。 
これで基本構造が完成。この時点で130g、剛性問題なし。この構造、自分なりに工夫しながら作業を進めるので非常に面白い。キットではとても味わえません。
次は胴体のプランク。卓上丸のこでバルサの3mm角材を切り出して準備完了。(2024年2月25日)
プランク 
小型リューターを導入。手持ちのドレメル4000は色々な場面で活躍中だが、細かい作業には向いていない。そこで手に収まる大きさのリューターを購入。価格は3000円程度で多くのツールも付属。回転数5段階で調整可能。範囲は5000〜18000回転。意外とパワーがあり3mmのシナべニヤに3mmの穴も簡単にあく。細かな微調整に活躍。
胴体のプランクは2mmバルサ、胴体上部と尾翼周り。最初に後工程では配設が難しくなるリンケージ用のフレキチューブを取り付け。2mmバルサは湾曲させてから貼りつけ。今回は瞬間接着剤で全て接着。
その他の箇所は、実機のようにストリンガーを貫通させる。ストリンガーは3mmのヒノキ材を使用すれば問題ないが重量が無視できない。3mmバルサ角材では強度の問題あり。
そこで、最初に1mmバルサでプランクしその上にストリンガーを接着する工法を採用。胴体下側も同じ工法。
ストリンガーは2mmのバルサ角材。手元にあったがこれまでは使う場面がなく、今回やっと活躍。ストリンガーは1mmだけ突出すれば良いので、1mm分をサンディングで薄くできる。これは、プランク材の凹凸に左右されずに滑らかな表面を実現できる。本機のような大きな曲面をもつ機体には有効な工法。
主翼、尾翼と合体させると後部が絞られたGeeBeeが出現。(2024年3月3日)
胴体前部 
胴体前部は大きく湾曲、難易度が高い部位。海外の製作例ではこの部分を発泡スチロールを成形した例もある。バルサブロックを使って成形することも可能であるが重量が課題。
そこで3mmバルサでプランクして成形することにした。その型は百均で見つけたステンレスのボウル。直径15cmのものを2つ用意して挟み込む作戦。試してみると周方向はOK、しかし前後方向では無理もある。そこで鋸で1mmの深さの溝をいれると上手くいく。
バルサ材は大胆に濡らしてボウルで押さえ、型がついたところで取り出してドライヤーで乾燥させた。
胴体完成
胴回りに14枚に分割したバルサ材を接着。隙間が開かないように微調整しながら貼りつけ。その後にサンディング。3mmバルサなのでサンディング代が稼げるので凹凸を無くして滑らかな形状に仕上げた。前作の胴体と比較すると胴体が一層太くなっている。
この工法は思いのほか上手くいったので、カウリングも同じ工法で作成することにした。
カウリング 
底板、上板、リブを切り出して捻じれないように組み立てて準備完了。20cmのステンレス製ボウルも入手済み。(2024年3月10日)
カウリング完成 
完成後のプランク材の変形を低減するためにリブの数を増やした。これに3mmバルサのプランク材を接着。胴体前部と同じ工法。20cmボウルが活躍。
カウリング前部には10mmバルサを接着。この段階では凹凸だらけ。
サンディング
外形の目安のための治具(厚紙)で形状を確認にながらをサンディング。ここも3mmバルサのお陰で凹凸のない滑らかな表面になった。表面保護のために後日グラスを貼りつける予定。
胴体とカウリングを合体させてジービーが登場。前作と比較して更に図太いことが分かる。(2024年3月16日)

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