EPP機



<MXS-C BACKYARD (800mm)>

再開
昨年の夏頃からEPPファンフライ機を再開。1mクラスのRIPPLES EPP 3D(KKホビー)を入手。以前のものよりも随分飛ばしやすく、形状寸法に工夫があると思われる。全備重量500g程度で色々な技を練習。さすがに墜落する回数も多く、半年後には同じシリーズのPRIME EPP 3Dに変更。お陰で舵の打ち間違いがなくなり、墜落の回数も激減。
飛ばしこむにつれて、正面と背面の挙動の違いが気になりはじめた。特に背面ではすぐに上を向く癖が強く、背面旋回やコブラがやり難い。もっと性能の良い機体もあるが、実は翼幅1mmの分解できない機体は結構、邪魔になる。
ロビンさんのところの80cmの機体に目がとまった。RC-Factory Extra Slick BACKYARD (800mm)。
全備重量200g、リポ3セル450-600mAhの軽量機。飛ばしてみて驚いた。機体を思うように操縦できる。動かすこと止めることが容易。1mの機体では一度動き始めると即座に止めることが難しいが、この機体はうそのように止まってくれる。
また、パワーに余裕はあるので風があってもしっかり飛ぶのも驚き。そして、背面と正面での特性が同様で操縦しやすくナイフエッジも容易。
ということで、1mの機体は即座に処分となった。
7時間あまり飛ばしこみ。どんな姿勢からもリカバリーが簡単なので墜落はほとんどなし。しかし、エレベータ/ラダーのリンケージが長いカーボンロッドで行われており、これによりサーボがハンチングを起こすことがあり気になっていた。
同じシリーズでサーボを直結した RC-Factory MXS-C BACKYARD (800mm)があるので、早速入手。
前作のExtra Slick に比べて、胴体の面積が少し拡大されており飛行特性の違いが気になる。
このシリーズは製作を依頼された1機を含めて今回が3機目になるので製作手順は慣れたもの。接着は、高粘度と低粘度の瞬間接着剤+プライマー、要所でスーパーXと使い分け。
主翼にヒノキ材を埋め込んで接着するが、説明書では低粘度の瞬間とプライマーが指定されている。これではなかなか上手く接着できない。今回、高粘度の瞬間を使ってみた。これが正解のようで、接着瞬間の使用量が増えることなくも上手く接着できた。
主脚は1×5mmのカーボン材を使って製作。カーボン材の可撓性を上手く利用していると関心。離陸も着陸もハンドリリース、キャッチなので実際には脚はほとんど機能しないが・・・。(2021年12月13日)
メカ搭載
受信機は前作では外部に露出していたが、本機では胴体に穴をあけてそこに挿入した。お陰で全体の配線がスッキリ。
サーボホーンは、EMAXのES08AIIに付属の長いホーンを使用。これでエレベータは大舵角を設定できる。
リポ電池は胴体下部に搭載。機体の挙動が激しいのでマジックテープだけでは心配。クリアホルダーを15mmの短冊にカットしたもので電池を保持できるようにした。
完成
最後に主翼にフィンを接着して完成。
機体重量(電池無し)で175g。前作とほぼ同じ。比較すると本機の方が胴体がずんぐり、ラダーは一回り大きくなっている。少し進化しているのかも。
リポ電池はこれまで3セル450mAhから600mAhを使用。6分飛ばして50%残る容量。今回新たに350mAhを追加。少しは軽量になるはず。
機体が小ぶりなので2機並べてもそれほど邪魔にならない。初飛行は来週かな。(2021年12月18日)
リポ電池
この機体に使用する電池は4種類。左から、600mAh(50g)、500mAh(55g)、450mAh(50g)、360mAh(37g)となる。やはり360mAhは軽くこれで6分位飛んでくれないかと思っている。(2021年12月26日)
進空
昨年末に初飛行は済ませた。大舵角の設定では、まずロールレートがとんでもなく、手に余るほど。ラダー/エレベータはサーボへの負担が大きいようで、エレベータサーボはニュートラル含んでのハンチングがひどい。ラダーサーボはギヤ欠けが発生して終了。
ラダー/エレベータサーボを9gサーボに交換。エルロンはD/Rを80%に設定。これで飛ぶようになった。その後、左側エルロンのヒンジが切れてしまった。舵角が大きすぎたのが原因?製造ミス?このヒンジはGPクリヤーで接着後、表側は木綿糸、裏側はグラステープで補強。その後、ヒンジは切れていない。
ExtraSlick BACKYARDと比較すると、本機は過激!大舵角なので、YouTubeで見るようなナイフエッジスピンや上昇スピンなどのスピン系の技が比較的簡単にできる。しかし、安定性の面ではExtraSlickに軍配があがる。
現在は2機体制で楽しんでいる状態。小型機なので2機あっても嵩張らないのが有難い。(2022年1月10日)
ハンチング対策new
本機を含むBACKYARDシリーズ、3機製作していずれもエレベータ又はラダーでハンチングが発生。
本機では、エレベータ及びラダーのサーボを9gのものに交換して解消。
前機のExtra Slick BACKYARDでは、サーボは5gのままでリンケージを1.8mmのカーボンロッドに交換。これにより大きな舵角を取ることができるようになったが、ハンチングは残ったまま。
色々と対策を試してみて、解消に成功。その方法は、動翼のヒンジン部分に木綿糸を埋め込むこと。具体的には、ヒンジを挟んで3cm位のスリットを形成し、ここに木綿糸を埋め込んで瞬間接着剤で固定。埋め込む木綿糸の数を増やしながら効果を確認。
これで少なからず動翼が動きにくくなり、結果、ハンチングを抑えることができた。動きにくいといってもサーボはシャキシャキと動くのでさほど負荷はかかっていないと思われる。
この木綿糸はヒンジとしても機能するので、EPPのヒンジが切れることを防ぐこともでき一石二鳥。(2022年1月17日)



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